2017年2月12日日曜日

目黒寿安君(と)

 シンガーでギタリストの目黒寿安じゅあん)君が、横浜 Thumbs Upに来てくれた。

 彼との出会いも素敵だった。去年の頭、彼からメールをもらい、「コンテストに出場する曲として〈種の歌〉をインストロメンタルにアレンジしたテイクを使ってもいいか?」という内容で、音源も添付されていた。すばらしい表現力だった。「ぜひ使って」と返信した。
 その後、俺のライヴを見に来てくれて、終演後に話をし、「今度、ジョイント・ライヴをやろう」と提案した。去年の9月に実現したライヴでは、アンコールでそれぞれの曲を2曲ずつ持ち寄ってセッションした。すばらしいアンサンブルになった。
 ジョイント・ライヴでセッションすると、「やり切った」という気持ちになるものだが、その時は「やり足りない」と思った。

 彼が持参してくれた新しいアルバム《hard times better times》を聴いた。
 得意のギター・テクニックを使わず、シンプルなギターに乗せて11分歌いきる〈セカンドライン〉からの後半の流れは胸にドシンと響いた。
 11歳で渡米して2001/9/11にニューヨークにいたという彼の経歴を思い出してしまう。


 Thumbs Upの終演後、彼と話をした。
「一緒に音楽を作らない?」
 具体的なことはこれからだが、おもしろくなりそうだ。


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