2020年1月28日火曜日

山下好男

 1985年から1989年まで、俺のパーソナル・バンド DADのベーシストだった、山下好男が亡くなった。
 去年の6月、facebookにメッセージをもらった。今は福井に住んでいるということで「福井に行くことがあったら会えるだろう」と思っていた。

 彼が在籍していたバンド、T-Birdは、センチメンタル・シティ・ロマンスと肩を並べる日本のウエスト・コースト・バンドだった。アマチュアの頃に〈オレンジ色の風〉を聴いていた。
 家に遊びに行ったこともある。猫好きの綺麗な奥様が迎えてくれた。
 ライヴの思い出は、数え切れない。

 残念だ。
 山ちゃんのことはずっと忘れない。

〈微熱夜〉


Photo : Junji Naito


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2020年1月23日木曜日

〈小山卓治 × 田中ミツル + ダディ柴田〉

 田中ミツル君との初めてのジョイント・ライヴは、名古屋だった。彼とはずいぶん前に同じイベントに出演していたが、話すことはなく、名古屋ライヴ当日に「初めまして」の出会いだった。
 彼は音楽シーンから長い間遠ざかっていて、ちょうど「帰って来た」タイミングだった。ストレートの剛速球を投げ続ける彼のステージからは、同じ時代を走った男の匂いがした。
 2人をサポートしてくれたのは、やはり同じ時代の風の中にいた、尾崎豊君のサポート・ギタリストだった江口正祥君。

 「また一緒にやろう」
 その約束を、4ヶ月で果たした。彼の住む福岡での俺のソロ・ライヴに、ゲストとして招いた。
 「次は東京だね」

 名古屋でのライヴをコーディネートしてくれたのは、愛知県在住のS君。彼はその後、町支寛二さんのゲスト出演も実現してくれた。
 そして今回、S君のコーディネートで、東京で初のジョイント・ライヴがついに決定した。
 さらに、佐野元春 with THE HEARTLANDに在籍していたサックス・プレイヤー、ダディ柴田さんがスペシャル・ゲストというサプライズつきだ。
 初対面で火花を散らした2人の歌は、溶け合いながらも燃えさかるはずだ。

Beat the Emotion 2020
〈小山卓治 × 田中ミツル ツーマンライヴ〉
4月26日(日)東京 高円寺 JIROKICHI
出演:小山卓治、田中ミツル
スペシャルゲスト ダディ柴田(Saxophone)
開場 18:30 開演 19:00
前売 ¥4,000 当日 ¥4,500

 東京 高円寺 JIROKICHIの予約は、オンライン予約(事前決済)になる。
 JIROKICHIの「ライヴスケジュールページ」に、1/25(土)18:30から掲載される「4/26の詳細テキスト」をクリックして「STAGLEE」のロゴをクリックし、メンバー登録して予約するという方法だ。先着順 / 整理番号ありのチケットになる。ちょっと面倒かもしれないが、間近で見たい人は早めに予約してね。



2020年1月21日火曜日

SMILEYへギターを

 去年9月の江古田ライヴで、ちょっとだけステージに出てきてくれたSMILEY。
 その時のおしゃべりで、「次に出る時は、せめてギターくらい弾けよ。俺のを貸してあげるからさ」という話になった。
 持っている中であまり弾いていないギターを探して、HOHNERのギターがあったのを思い出した。
 1988年、しばらくロンドンで暮らしていた時、チャリング・クロス・ロードの楽器店で買ったギターだ。ジェニファーと名付けた。ブロンドの子が並ぶ中で、ブルネットで目立っていた。

 まあ永久貸し出しだな。
 ケースに入れっぱなしだったから、ボディを磨いて弦を張り替えた。どうせ備品も持っていないだろうから、交換用の弦、チューナー、カポタスト、ピック、ボディを拭くクロスも一緒に。

 次にゲストで呼ぶ時は、2人でセッションできるだろう。

photo : Yukari Watanabe

photo : Takuji


 今週末は江古田マーキーでソロ・ライヴ。4ヶ月ぶりだ。


2020年1月19日日曜日

《Passing 35th Anniversary Edition》へ向けてスタート

 サード・アルバム《Passing》リリースから35年目の今年、《NG!》《ひまわり》に続いて、《Passing 35th Anniversary Edition》を制作する。同時期にリリースした12インチ・シングル《微熱夜》の3曲も収録することにした。
 ボーナス・トラックとして、1985年当時のライヴ・テイクをセレクトして、マスタリング・エンジニアの穴井君へ送った。
 Wonder 5とセルフ・カバーでレコーディングする曲の資料は、ずいぶん前にメンバーに送ってある。

 2月になったら、今回もプロデューサーとして迎える河村博司君と、まずは2人でアレンジなどの具体的な方向を決め、Wonder 5とプリプロに入る。
 音が仕上がってきたら、デザイナーのコヤマ君に聴いてもらって、ジャケットのデザインを決めていく。

 ひさびさにアナログ・レコードを出してターン・テーブルへ。当時の音を体にたたき込むことからスタートだ。

photo : Takuji


2020年1月15日水曜日

森純太とのこと

 JUN SKY WALKER(S)の森純太から30年ぶりくらいに連絡をもらったのは、去年の9月のこと。
 3/8 下北沢 Regで開催される彼のバースデイ・イベントにゲスト出演することになり、お互いの曲の音資料を送り合っている。来月には2人でスタジオに入る。

 1991年9月7日、京都大学 西部講堂でのイベント。俺のステージに純太がゲスト出演することになっていて、本番でステージに上がると、いつもと光景が違っていた。ステージ前にはぎっしりと若い女の子たち。歌を聴いてくれる様子もなく、ジリジリと純太が登場するのを待っていた。MCで純太を紹介すると、絶叫がとどろいた。
 2人のセッション。俺は完全に彼女たちの視線に入っていなかった。3曲のセッションを終え、純太がステージを降りる。「ドドドドドッ!」という騒音と共にステージの前は空っぽになり、純太の出待ちに走る女の子たちが出口に殺到した。それが収まるまで次の歌にいけなかった。
 後で純太と話した時、純太はそんなお客さんに怒っていたっけ。
 今では笑い話だ。

 30年過ぎて、声をかけてくれたことにすごく感謝している。


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■卓治写真館
熊本城
「くまモンを探せ」いや、探さなくてもそこら中にいるから




photo : Takuji

■Poster & Graphic 展 2007年〜2018年
デザイナーがオフィシャルで制作したものから、地元の有志の方々が制作してくれたもの、ライヴハウスで制作されたものなど、ライヴに関しての様々なポスターとフライヤーなどのビジュアルを一気に紹介

2010

2012

2015

2016

2017

2020年1月13日月曜日

Under Controll

 白浜久さんとの初の共作となった〈Under Controll〉の歌詞は、2013/9/7、ブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会 第125回総会での、安部首相のプレゼンテーションの発言がきっかけで書いた。

Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you,
the situation is under control.
It has never done and will never do any damage to Tokyo.


 新しいアドレスになったオフィシャル・サイト〈RED & BLACK〉は、まだ文字バケの調整中なので、ここにセットリストを載せておく。

01.夕陽に泣きたい
02.失われた週末
03.Midnight Primadonna
04.Blind Love
05.もうすぐ
06.家族
07.もしもあの時
08.カーニバル
09.朝まで待てない

E1.クリスタルレインドロップ [with 白浜久]
E2.Nowhere Man (Beatles カバー) [with 白浜久]
E3.Under Controll [with 白浜久]
E4.What did you say [with 白浜久]

E5..Rockin’ in the free world [with 白浜久]





photo by mjork


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2020年1月9日木曜日

ギターの弦をまとめ買い

 いつもお世話になっているクロサワ楽器から、マーチン弦 ブロンズ ライト・ゲージを60セット購入した。これが今年中になくなるはずだ。


photo : Takuji


 最近、フォスファー・ブロンズという弦がポピュラーになっている。普通のブロンズに比べて、音がブライトでサスティンがきいて、長持ちするということ。
 マーチンD-28に張って、アルバム《ひまわり 35th Anniversary Edition》のセルフ・カバー〈ひまわり〉などで弾いたら、さすがマーチン同士だから相性が抜群で、低音の艶が綺麗に響く。
 しかし、ギブソンやギルドに張ると、どうもしっくりこない。個人的な感覚かもしれないが。

 少なくともライヴごとに弦は交換するから「長持ち」というのは関係ない。以前は当日のリハーサル前に交換していたが、最近は弦が安定する時間を取るために前日の夜に交換する。リハーサルが終わった頃にギターと馴染んで、本番ではガシガシとストロークできる。もっともライヴの後半になると、ある程度はへたってくる。

 昔は、本番中にやたらと弦を切っていたことを思い出す。よく切る2弦や3弦ならまだしも、5弦を切ってしまうとチューニングがグダグダになって、もう音楽じゃなくなる。
 いつからか切らなくなった。ギルドを弾き初めて、相当ハードにストロークしているが、確か切ったのは1回だけだ。ギターと相思相愛だからかな。


 さて、明後日へ向けてセットリストを組んでいく
 先日、白浜久さんとセッションの打ち合わせをしていて、カバーの提案があった。
「あ、いいね! じゃあ俺、ポール(・マッカートニー)やる」

 今年も充実したライヴが展開できそうだ。


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■フォトグラフ
2019/12/06 岩手 奥州市 Dee Dee's Cafe
2019/12/15 東京 新宿御苑 ライブ&バー Ruto




photo : Yukari Watanabe


 サーバの移転に伴って、オフィシャル・サイト〈RED & BLACK〉のアドレスが変わった。
 まだ文字化けしているページがたくさんあって、見づらいと思うけれど、今スタッフががんばって修正中なので、もうしばらく待っていてね。


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2020年1月8日水曜日

2020年のスタート

 mjorkが撮影した、白浜久 Project バンド・ライヴの写真が、白浜さんのサイトに掲載されている。こちらにも少し掲載する。




photo by mjork all rights are reserved


 今年も怒濤のツアーを計画している。今の段階で決まっているライヴの場所と日程を書いておくから、参加できそうなライヴはメモしておいてね。まだ予約を始めていないライヴもあるから、随時オフィシャルで告知していくよ。

1/26(日) 江古田マーキー
2/15(土) 阿佐ヶ谷 harness with 佐藤亙
2/22(土) 西荻窪 Terra 《The Fool》《ROCKS!》全曲ライヴ サポート : Mercy
2/29(土) 名古屋 TOKUZO with サンタラ

3/01(日) 岐阜 ミュージックルーム 6-21 ソロ
3/08(日) 下北沢 レッグ 森純太ライヴ ゲスト
3/14(土) 下北沢 lown with 鬼頭径五
3/20(祝) 横須賀 YTY with 目黒寿安

4/11(土) 阿佐ヶ谷 harness 〈熊本応援ライヴ〉
4/17(金) 川崎 CLUB CITTA' A'TTIC with 扇田裕太郎
4/18(土) 大阪 フラットフラミンゴ with 河村博司
4/19(日) 京都 パームトーン with 河村博司
4/26(日) 高円寺 Jirokichi ジョイント

5/09(土) 新宿御苑 Ruto ジョイント
5/17(日) 新横浜 LiT ソロ
5/22(金) 名古屋 Perch  〈熊本応援ライヴ〉
5/23(土) 岐阜 真教寺 ソロ サポート : 磯部舞子
5/24(日) 名古屋 りとるびれっじ ソロ サポート : 磯部舞子
5/30(土) 阿佐ヶ谷 harness with 古明地洋哉

6/26(金) 福岡 S.O.Ra ソロ
6/27(土) 熊本 ATTLE-BOX ソロ
7/03(金) 広島 OTIS! ソロ
7/17(金) 高円寺 GB 白浜久 Project バンド・ライヴ


 オフィシャル・サイト〈RED & BLACK〉がサーバ移転中で、しばらくの間、観覧できない。
 メール・アドレスも変わることになって、年末年始にいただいたメッセージにまだ返信できていない。少しだけ待っていてね。