ある精神科医の本にこんな話が載っていた。
「脳のゴールデンタイムというのがある。起床後2〜3時間の脳が、一番クリアで複雑な仕事をできる」
これで思い出したことがある。ヘミングウェイは、朝一番からタイプライターを立ったまま打って小説を書き、それから趣味の釣りや狩猟などに出かけた。
「そういう小説家は、何かを生み出したいのではなく、何かを打ち負かしたいと思っているのだ」と書いたのはチャールズ・ブコウスキーだ。確かに2人は真逆の作家だ。だが脳科学的にはヘミングウェイが正しいことになる。
ヘミングウェイはノーベル文学賞を受賞し、61歳で散弾銃で自殺。ブコウスキーは40歳過ぎまで売れない詩人だったが後年に評価が高まり、73歳で白血病で死去。どちらが幸せな人生だったかは推し量るしかない。
もうひとつ、こんな話も。
「アメリカ人の方が日本人より生産性が高い。アメリカ人は5時まできっちり仕事をして、その後は自分や家族との時間にあてる。日本人は低い生産性を残業でまかない、家族、自分の時間を犠牲にしている」
意外だった。以前ニュースで、5時前にぞろぞろと仕事を終える人々(ブルーカラーの人たちだったが)に、日本人の記者が呆れた顔でインタビューしていた映像を思い出す。「だからアメリカ人は駄目なんだ」というニュアンス。それがかんちがいだったと知った。
「未来はただ、“今”の連続の先にあるだけ」
この言葉は沁みた。今を大切にしなければ、理想の未来なんて訪れない。
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2022年3月28日月曜日
未来はただ、“今”の連続の先にある
2022年3月25日金曜日
バンドライヴ 6/19(日)
白浜さんとのバンドライヴの詳細が決まった。4/1から予約受付開始。一緒に盛り上がろう。
《Still Alive 2022 Live at GOODMAN》
小山卓治 & 白浜久 プロジェクト
6月19日(日) 東京 秋葉原 CLUB GOODMAN
開場 17:30 開演 18:00
前売 ¥4,500 当日 ¥5,000(各1ドリンク別 / 自由席)
小山卓治 Vo. & Gtr.
白浜久 Vo. & Gtr.
服部螢 Bass & Vo.
西川貴博 Drums
問:RIBBON INFORMATION / takuji@ribb-on.info
会場詳細:東京都千代田区神田佐久間河岸55 ASビル B1F
ライヴ配信もやる。詳細は CLUB GOODMANのサイトで見てね。
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2022年3月22日火曜日
白浜さんとのバンド・ライヴに向けて
今年から白浜さんとやるバンドはメンバーを一新する。
白浜久 Vo. G
小山卓治 Vo. G
服部螢 B
西川貴博 Dr.
究極にシンプルなサウンドを目指す。
先日、白浜さん宅でボーカル・ダビングをした。バブル真っ盛りの頃の、ブラス・セクションや女性コーラスなどの豪華絢爛なアレンジを、ゴリゴリのロックに仕上げたサウンドに乗せて、4時間ほど思い切りシャウトした。
歌いながら、頭の中でアレンジが上書きされて、もうこのアレンジじゃないとおかしいとまで思えた。
バンドライヴは6月にやる予定だ。
photo by mjork all rights are reserved
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2022年3月15日火曜日
感激にあふれた3日間
静岡県 藤枝 &Sugar + 南瓜。「待ってたぞ」感を客席からひしひしと感じた。東京に負けない盛り上がりで、初めて来てくれた女性がすごく盛り上がってくれた。ライヴ後、LPレコードジャケットにサイン。やり続けてきてよかったと実感できる時だ。
愛知県 刈谷 Sundance。予約の数は少なかったが、満席になった。アンコールは、恒例、マスターの小林さんのパーカッションとのセッション。ハンバーガーとスペアリブは絶品の味。
岐阜県 各務原 ミュージックルーム6-21。店長の佐伯さんがコレクションして店にディスプレイしてあるギターはどれも垂涎もの。今回も1本弾かせてもらった。ものすごく希少なエピフォン エクセレンテ FT-120。
ライヴ後、35年ぶりにライヴに来てくれた女性と話した。こんなことがあるから歌うことをやめられない。
まだまだコロナが収まらない中、会場に来てくれたみんなに心からありがとう。ライヴの企画にたずさわってくれた友人に心から感謝。
次は7月に行くよ。
3本のセットリストは、オフィシャルサイト〈RED & BLACK〉に掲載している。
Photo : Dosho
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2022年3月9日水曜日
藤枝、刈谷、各務原へ
2年4ヶ月ぶりの藤枝、6ヶ月ぶりの刈谷、2年ぶりの各務原。
それぞれの街で歌ったリストを作り、歌っていない曲を選んでセットリストを組む。刈谷と各務原は両方来てくれる人がいるから、1曲もかぶらないように組む。
コロナ感染者は減ってきているとはいえ、まだ3県ともまん延防止等重点措置が実施されている。
ライヴを楽しむことが日常だったのに、コロナのまん延で「ライヴに行く」ということがライフスタイルから抜けてしまっている人たちがいる。コロナが収まったとしても、これが元に戻るのには時間がかかるだろう。
それでも、ライヴは続ける。足を運んだ先に待っている人がいるから。そこでしか味わえない感動があるから。
2019/11/3 藤枝 &Sugar + 南瓜 Photo : Takuji
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2022年3月6日日曜日
夜明けから夜更けまでの物語
阿佐ヶ谷harnessに来てくれたみんな、ありがとう。〈長すぎる夜と遠すぎる朝 Vol.1〉は、夜明けから夜更けまでの物語を描いた。
この続きは、5/21(土)阿佐ヶ谷harnessの〈長すぎる夜と遠すぎる朝 Vol.2〉で。夜中から夜明けまでの物語を歌う。すでに予約がたくさん入っているそうだ。ぜひ足を運んでね。
01.長すぎる夜と遠すぎる朝
02.カーニバル
03.紫の夜明け
04.汚れたバスケットシューズ
05.太陽に手が届きそうだ
06.靖国通り、月曜の午後
07.夏の終わりに
08.ジャングルジム
09.ひまわり
10.談合坂パーキングエリア
11.夢の島
12.DOWN
13.手首
14.夢の国へ
15.P.M.11:11
16.今夜のアリバイ
17.ある夜の電話
18.最終電車
19.朝まで待てない
20.オリオンのティアラ
21.いつか河を越えて
“ひまわり”はウクライナの国花。映画『ひまわり』の中で、ウクライナのひまわり畑での象徴的なシーンがある。
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