2017年1月31日火曜日

Homeless

 うちの近所に、おじいちゃんのホームレスがいる。近くの公園で日向ぼっこしてたり、駅前の交番の目の前に座ってたり、この間はコンビニでカップラーメンを買ってた。普通に街に溶け込んで、ひょうひょうとたたずんでる。すぐ横で近所のおばちゃまたちが立ち話してる。
 悲惨さは感じない。好きでそうしているようにしか見えない。そう感じてしまうのは、俺が自由業だからかな。
 そのおじいちゃんを見てると、何が本当の幸せなのか、俺は今を心から幸せだと感じているのか、ふと分からなくなることがある。


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2017年1月30日月曜日

ふたつのSet List

 西荻窪 Terraも、すばらしい盛り上がりだった。平野カズ君、長谷川雄二君、そしてこのライヴを提案してくれたテラさんに感謝します。

 去年の秋から進んでいたふたつの企画が、偶然にも2日連続になった。どっちも多分「初めまして」のお客さんが多いだろうから、同じようなセットリストを組むこともできた。でもそれではモチベーションが下がってしまう。2日間のセットリストにどれだけ変化をつけられるかが、今回のテーマだった。
 お客さんがドキドキワクワクでライヴに望むのなら、俺もドキドキワクワクで歌わないとね。
 近々オフィシャルサイト〈RED & BLACK〉に掲載するけど、一足お先にセットリストを。

■1/28 やなぎや食堂

01.傷だらけの天使
02.1 WEST 72 STREET NYNY 10023
03.西からの便り
04.ばあちゃんごめんね (新曲)
05.光が降る (新曲)
07.ハヤブサよ (新曲)
06.PARADISE ALLEY (ミディアムテンポで)
08.汚れたバスケットシューズ (ポエトリー・リーディング)
09.Passing Bell
10.カーニバル
11.最終電車

E1.種の歌
E2.下から2番目の男 [with 十字郎]

E3.もうすぐ


■1/29 西荻窪 Terra

01.微熱夜
02.FILM GIRL
03.ハヤブサよ (新曲)
04.ばあちゃんごめんね (新曲)
05.美しい沈黙 (新曲)
06.種の歌 (生声で)
07.ひまわり
08.Aspirin
09.DOWN

E1.傷だらけの天使 [with 平野カズ, 長谷川雄二]
E2.1 WEST 72 STREET NYNY 10023 [with 平野カズ, 長谷川雄二]

E3.Show Time


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2017年1月28日土曜日

やなぎや食堂

 千葉県 柏 やなぎや食堂。昭和の香りがする食堂でのライヴ。こんなに熱く迎えてくれるなんて、想定をはるかに越えていた。手拍子や歌声がハンパなかった。
 十字郎君とのセッションは、彼のスライドギターをフィーチャーしてシャッフルにアレンジした〈下から2番目の男〉。唯一無二の演奏だった。
 残ってくれたお客さんとの打ち上げは、生姜焼きとトン汁の「卓治定食」と、日本酒 獺祭で、笑顔と会話が弾んだ。
 十字郎君、やなぎや食堂の店長、ライヴにたずさわってくれた人たちに心から感謝します。


 さてこのダイアリー、初めてスマホから書き込むんだけど、だいじょうぶかな。
書き込みボタンを、エイッ!


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2017年1月27日金曜日

Dream

夢って、ぼんやり、のほほんと空想するものじゃない
頭の中でくっきりとピントを結ぶほどリアルなものじゃなきゃ、かなわない
どんなに荒唐無稽な夢だとしても、口に出してみる、具体的に
それはいつか、“夢”じゃなく、“計画”になる。
もっとリアルに想い続ければ、それは“計画”じゃなく、“予定”になる。


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2017年1月26日木曜日

movie

 1/21 阿佐ヶ谷 harnessで撮影された〈小山卓治×中野督夫〉の動画を確認。近々リニューアルオープンする〈ONE〉に、〈DaDa〉のライヴ動画を掲載することにした。メンバーはお楽しみに。


 ジブリ作品『レッドタートル』のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が2000年に公開した短編アニメーション『Father and Daughter(岸辺のふたり)』を見た。
 セリフはいっさいなく、色味もほとんどなく、想像力をかき立てられる。たった8分間に人生が凝縮されてる。切なくて美しい。
 以前見たアニメーション『イリュージョニスト』を思い出した。同じようにマイナーキーのシャンソンが流れ、ラストはただただもの哀しい。
 「いつまでも待ち続ける」というニュアンスでは、中国映画の『妻への家路』も連想した。


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2017年1月25日水曜日

江口正祥君

 2/9 横浜 Thumbs Upでのライヴには、サポートギタリストとして江口正祥君が参加する。
江口君とは因縁がある。
 俺より1年遅れでデビューした尾崎豊君のバンドで彼はギターを弾いていた。1984年の夏、俺は初めて尾崎君と日比谷野外音楽堂で同じステージに立つことになった。デビューからすごい勢いで登場した尾崎君とのライヴに、俺は強い闘志を燃やしていた。
 が、ライヴの前日に尾崎君が怪我をして、初共演は幻になった。江口君とも会えずじまいになった。
 その後30年近く、江口君とは何度もニアミスをくり返してきた。

 2013年、以前の俺のパーソナルバンドDADのドラム、向山テツさんが神戸で開催するイベントに出演することになり、名うてのメンバーが集められ、そこに江口君がいた。すばらしいギターを弾いてくれた。
 それがきっかけで俺のライヴサポートをやってもらうことになり、すでに7回同じステージに立った。彼のうねるギタープレイをぜひ堪能しにきてね。
 3/12 静岡県 藤枝 Caram Coromでも一緒にやることになってる。




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2017年1月24日火曜日

コメント

 俺を応援してくれる人たちは、けっこうシャイな人が多いみたい。
 SNSやBBSへの書き込みは人が読むことが前提だから、コメントの書き込みに二の足を踏んでる人が多いと聞いた。
 facebookでは、俺だけが読める「メッセージ欄」へけっこうコメントが届くから、必ず返信するようにしてる。

 このブログへのコメントは、ここへは表示されず、俺のパソコンに直接届くようにしてある。だから、いつでも気軽にコメントを送ってね。返事を書くよ。


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2017年1月23日月曜日

全力

 今週末、アマチュアシンガーとのジョイントライヴが2日続く。

 1/28(土)は、千葉の柏にある、やなぎや食堂。名前からしてライヴハウスではなく、昭和の香りがする定食屋で、メニューの写真を見ると、うまそうだ。
 ライヴを企画して、オープニングで歌ってくれるのは、十字郎君。アメリカのブルース・シンガー、ロバート・ジョンソンが大好きらしい。ロバート・ジョンソンといえばクロスロード伝説。彼の名前はクロスロード、十字路から来てるんだろうね。
 エリック・クラプトン(クリーム)の曲に〈クロスロード〉ってある。〈クロスロード〉って映画もあったな。
 十字郎君とメールをやり取りして、彼のリクエストで俺の歌を一緒にやることにした。先日、スライドギターを駆使したアレンジに仕上げた音源を送ってくれた。楽しみだ。チケットはすでに完売してる。

 西荻窪 Terraの店長、テラさんから電話をもらい「小山君との共演を熱望してるアマチュアがいる」と提案してくれたイベント。1/29(日)西荻窪 Terraで共演するのは、平野カズ君と長谷川雄二君。
 2人にもメールを送ってセッションを提案した。俺の曲を2曲リクエストしてくれて、「音資料や譜面が必要だったら言ってね」とメールしたら、「だいじょうぶです。体に染みこんでますからいりません」ときた。
 この2人もクセがありそうで楽しみだ。こっちはまだチケットはあるみたい。

 2日続けて、どんな火花が散るか。アマチュアとのジョイントとはいえ全力を出す。それがライヴを企画してくれた彼らへの礼儀だ。全力を出し切って歌う。

 詳細と予約はこちらから。


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2017年1月22日日曜日

Set List

 阿佐ヶ谷harness 〈小山卓治×中野督夫〉。いい夜になった。
 この夜の写真と動画は、近々新たなスタートを切る〈ONE〉にたっぷり掲載するからお楽しみに。


 ライヴのたびに、セットリストを考え抜く。
 1曲ごとに物語がある。それを並べることで、1本のライヴを起承転結のある大きな物語にしたいと思いながら組んでいく。並べ方によって、物語は悲劇にも喜劇にもなる。
 ソロのフルライヴも、ジョイントでの短めのライヴも、取り組み方は同じだ。

 昨日のライヴでやったのは〈DaDa〉から〈P.M.11:11〉へのつなぎ。どちらの歌詞も、一人称での語り。
 〈DaDa〉の主人公の男は、若く、前のめりで、不器用で、女に決断を迫る。でも本当の気持ちは言葉とは裏腹。
 〈P.M.11:11〉の主人公の女は、今よりも若かった頃の自分と男を回想する。静かに、少しほほえみながら。
 この2曲に出てくる男と女を同一人物だと設定すれば、ふたつの物語は時間を越えてひとつになる。

 あらかじめ想定してやる場合と、意識せずにつないで本番でやってみて思わぬ相乗効果が生まれることもある。
 そして、お客さんの反応がライヴの物語そのものを変えていってくれることもある。素晴らしい想定外だ。




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2017年1月21日土曜日

中野督夫さん

 昔から、センチメンタル・シティ・ロマンスが大好きだった。日本で唯一無二のウェストコーストサウンドを奏で、当時の日本としては珍しくロゴマークつきのツアーバスで全国を回っていた。そのロゴは今も変わってない。
 俺がアマチュアの頃に組んでたバンドは、センチのようにコーラスワークを重視したサウンドを作っていた。

 90年代の終わり頃、友人のシンガー鎌田ひろゆきのライヴを見に行ったら、センチの中野督夫さんがサポートでギターを弾いてた。
 「わ、センチの中野督夫だ!」
 俺が来てるのを知ってた鎌田が、突然俺をステージに呼び込んだ。俺としては鎌田を挟んで初めての督夫さんとの共演だった。

 それがきっかけで、督夫さんをライヴサポートに迎えるようになり、2000年にプロデュース&アレンジに督夫さんを迎えてマキシシングル《手首》をリリースし、2003年にアルバム《種》を一緒に作った。DVD《MANY RIVERS TO CROSS》では督夫さんをバンマスにしたバンドでのライヴ映像を収録した。
 今でも何年かに1度は同じステージに立つ、俺のソウルメイトだ。

 そして今夜、鎌田ひろゆきの店 阿佐ヶ谷 harnessで、4年ぶりのジョイントライヴを開催する。


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2017年1月20日金曜日

旭川アーリータイムズ

 タイトルTopに掲載してる写真は、北海道 旭川 アーリータイムズの2階楽屋。下の写真にある2階の窓の中になる。
 蔵だった建物を改築したライヴハウスだから、屋根裏部屋のような落ち着いた雰囲気だ。リハーサルを終えたら、ここで最終的にセットリストを組み直す。
 アーリータイムズは、日本で屈指のフォークソングの聖地だ。ここで歌ってると音楽の神様がいると実感できる。音響も抜群だ。
 最近は年に一度は行くことができてる。北海道民だけじゃなく、ここに響く歌をぜひとも心と体で感じてほしいな。
 今年も秋くらいには行きたいと思ってる。




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〈Naked Voice〉へようこそ

 オフィシャルファンコミュニティー〈ONE - Oyama Takuji Network Eyes〉がスタートした2004年11月に〈Naked Voice〉はスタートした。今まで13年間〈ONE〉メンバーへ向けて俺の肉声を届けてきた。
 今日から〈Naked Voice〉は一般公開。
 ここは自由なスタンスで、日常をつづったり、思いをぶつけてみたり、詞の断片を書いてみたり、たまには写真を載せてみたり、あまり決めごとをせず想いを紡いでいこうと思ってる。
 気が向いた時に、いつでものぞきに来てね。



photo : Takuji

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