2019年9月30日月曜日

聖地にて OREAD

 OREADに行く前に、そば処「さくら」へ。お客さんが9人いて、その全員がOREADのお客さんでびっくり。女将さんは今年も、白ワインを持ってライヴに来てくれた。また来年も行かなきゃね。

 蕎麦を食べた後は辰野駅へ。改札横の掲示板にポスターを見つけた。

 OREADで三浦久さんと1年ぶりの握手。お元気そうでよかった。ブルース・スプリングスティーンの新譜が出たばかりだが、この後もブルースやレナード・コーエンの歌詞の翻訳が目白押しとのこと。

 OREADでは、ONEメンバーの有志がスタッフを買って出てくれて、オープン・マイクの進行、入場者の受付、物販まで全部やってくれる。おかげでライヴに100パーセント集中することができる。地元の長島君も、細かいケアで活躍してくれた。

 オープン・マイクから始まり、本編のライヴへ。
 スタートからのソロは、今まで歌っていなかった歌を多めにじっくりと。〈YELLOW WASP〉はOREADで初めて歌った。初演の時のアレンジは、ボブ・ディランの〈ハリケーン〉の影響を受けている。
 目黒寿安君と、彼の歌2曲を含めて5曲でアンサンブルを聴いてもらった。
 それから三浦さんを呼び込んで歌ってもらう。ライヴで言ったが、俺がどんなにいい演奏をしても、三浦さんの声にはかなわないと感じる。

 アンコール・セッションは、たくさんのギターと歌と手拍子が会場に満ちた。

 俺と三浦久さんを結んでくれた2人が会場にいた。話すことはできなかったが、今も感謝している。

 打ち上げは会場でみんなとワイワイ。三浦さんの提案でマイクが回ってきて、ひとりずつ今夜の感想を話す。打ち上げが終わると、参加者が率先して皿やグラスを片付ける。これもいつものことだ。

 たくさんの人の想いに支えられたライヴだった。

 翌日、三浦さんの自宅を訪ねた。三浦さんのアルバム《九つの物語》のジャケットにある庭で、コーヒーをいただき、帰りには自家菜園で採れたジャガイモとトマトとブドウを持ちきれないほどいただいた。

 また来年。「OREADで会いましょう」。

Photo : Hisashi Miura


2019年9月24日火曜日

年に1度の聖地巡礼

 と言うと、ちょっと大げさだけど、俺にとっての聖地、OREADでのライヴが今週末だ。1年ぶりに三浦久さんにお会いできる。
 セットリストと同時に、オープン・マイクで何を歌うか考えている。みんなが何を歌ってくれるかも楽しみだ。

photo : Masashi Koyama


 ファンの人たちが企画し、デザイナーのコヤマ君がデザインしたポスターが、9/22からライヴ当日の9/28までの1週間、松本駅と辰野駅の構内に掲載されている。
 ライヴ当日は少し早めにOREADに向かい、辰野駅のポスターを見に行く。すごく楽しみだ。
 同じデザインのA4サイズのフライヤーを、ライヴに参加してくれた全員にプレゼントする。


 セッション曲〈種の歌〉〈傷だらけの天使〉の〈ギター・レクチャー動画〉
 去年のOREAD・ライヴ フル・サイズ動画(2時間22分)


 そうそう、一昨年、OREADに入る前に行った、そば処「さくら」。去年は女将さんがライヴに来てくれた。今年も食べに行こうかな。



2019年9月17日火曜日

佐倉市 Soba Cafe 3○1、江古田 マーキー

 甚大な台風被害を受けた千葉。ライヴをやる佐倉市も停電した家屋が多く、ライヴが開催できるかギリギリだったようだ。ニュースを見ていたら、歌いたい歌が変わってきた。
 会場にはひさしぶりに俺のライヴに来てくれた人も多く、いつもとは違う熱気があふれた。
 改めて、Soba Cafe 301の渡邉さん、ライヴを企画してくれた晴美さん、大橋君、園美さん、西沢君、そして大変な時に会場まで来てくれたみんなに、心からありがとう!



 江古田マーキーの音響はすばらしく、歌に集中することができる。
 ゲストのSMILEYと、身振り手振りとタブレットを使ってのおしゃべり。SMILEYの笑顔が見られて、みんな嬉しかったんじゃないかな。
 本番前にスタッフからアイデアをもらって、急いでトランプを買いにいった。〈Hustler〉でSMILEYが再登場し、俺とSMILEYのサインを書いたトランプをまいた。



 ライヴ後、残ってくれたお客さんと記念撮影。

photo : Yukari Watanabe


2019年9月15日日曜日

ロックの背骨

 2年前、千葉 佐倉 Soba Cafe 3○1でのライヴの3週間後、SMILEYとスタジオに入って〈New Days〉のサックス・ダビングをやった。その翌月の9/16 阿佐ヶ谷 harnessが、SMILEYとのラスト・ライヴになった。
 SMILEYのサックスの音色は、俺のロックの背骨になっている。
 明日の江古田マーキーには、SMILEYが遊びに来てくれる。今後、そう何度もないはずだ。ぜひSMILEYの笑顔に会いに来てね。


photo : Masashi Koyama


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2019年9月10日火曜日

〈千葉 佐倉 with ベチコ〉、〈江古田 with ちょこっとSMILEY〉

 9/14の千葉 佐倉 Soba Cafe 3○1は、2年2ヶ月ぶりになる。すごく印象に残るライヴだったから、また行けることになって本当に嬉しい。
 この店はトイレ以外はバリアフリーになっている。気軽に遊びに来てね。


2017/7/15 千葉 佐倉 Soba Cafe 3○1
photo : Yukari Watanabe


 9/16の江古田マーキーには、SMILEYがちょこっとゲストとして遊びに来てくれる。声は出ないけど、身振り手振りとタブレットを使って、漫談をやろうかと思っている。SMILEYへのメッセージや質問など、どしどし送ってね。下にある「コメントフォーム」から送れるよ。


2017/9/16 東京 阿佐ヶ谷 harness
photo : Yukari Watanabe


 詳細と予約はこちら。


2019年9月8日日曜日

染谷俊、佐藤亙と

 〈音楽書簡 vol.2 ~ 拝啓で始まる手紙〉は、スペシャル・ゲストだけど、 町田直隆バンドとの共演の時よりもさらに超アウェイでのライヴだった。
 染谷君のリスペクトを込めた「俺への手紙」からライヴがスタートし、呼び込みの時には熱く俺のことを語ってくれて、ぐんぐんハードルが上がった中でステージへ。今回もメンタルが試されることになった。

 「手紙」をキーワードにしたセットリスト。
 1曲目の〈世界はすばらしい〉は、声を張らずに静かなテンションから歌い出し、最後はマックスの声まで上げていった。昨日のお客さんには、最初から陽気に始めてはこの歌は伝わらない。

 〈談合坂パーキングエリア〉は、大切な人に想いを伝える歌。もちろんどの曲もそうなんだが、独白ではなくちゃんと相手を見据えている歌をセレクトした。

 新横浜LiTは初めて歌ったが、音響がすばらしく、声がちゃんと客席に響いているのが分かった。だから〈ばあちゃんごめんね〉は、いつもより1音下げて歌った。うまく説明できないが、歌の体温を少し上げるというニュアンスに近いかな。

 〈こわれた自転車〉は独白に近いが、街角のつぶやきが相手に伝わることを意識しながら歌った。

 「手紙」をキーワードにして最初に浮かんだ歌は〈祭りの季節〉だった。リズムに乗せるよりもポエトリー・リーディングを選んだ。

 〈ひまわり〉は、MCでも言ったが、テーブルに置いてある3枚の絵はがきを手に取るような気持ちで聴いてほしいと思った。ちょっとしたことだが、歌と歌の間のブリッジを同じ長さにした。

 2人を呼び込んでの〈ジャングルジム〉と〈Aspirin〉は、これまで染谷君とやってきた歌の中から彼がセレクトしてくれた。
 そしてアンコールで〈種の歌〉。


 新横浜LiTのオーナーは、元The Conxのムーニーと旧知の仲で、俺がデビューした頃から何度もライヴを見てくれていたそうだ。今回のイベントでやっとつながることができた。
 また歌いたい場所ができた。

 初共演の佐藤亙君は、歌もギターも静かに主張する男だった。ちゃんと見届けた。
 彼とアドレスを交換した。先日、スティング宮本と阿佐ヶ谷harnessで共演したそうだ。
「じゃあまずは、harnessから始めようか」

 いろいろと次につながる1日になった。



2019年9月4日水曜日

音楽書簡 vol.2 ~ 拝啓で始まる手紙

 染谷俊君とは、これまで何度か一緒にライヴをやったことがある。ひさしぶりに彼から連絡をもらい、イベントのスペシャル・ゲストとして招いてもらうことになった。
 〈音楽書簡 vol.2 ~ 拝啓で始まる手紙〉は、染谷君とビードローズの佐藤亙君が始めたライヴ・シリーズ。
 俺に向けての手紙または歌、そしてその夜に初披露の新曲があるという。俺のソロはもちろん、3人でのセッションもある。
 俺も「手紙」というキーワードで、セットリストを組んでみようと思っている。きっと今までにないライヴになるだろう。
 佐藤亙君とは初対面。火花が散るかな。
 チケット予約はこちら


 2015/11/14に、東京 下北沢 ガレージで、ベースのスティング宮本も参加していた染谷俊&スピアヘッドと、熊本のバンド myshoowとライヴ・イベントをやった。
 その時に〈ONE - Oyama Takuji Network Eyes〉のダイアリーに書いたものを、改めて掲載する。


〈kumamoto’s Rock People pre『Meet Again Story』〉
 ガレージが超満員。ひさしぶりに滝のような汗をかくライヴだった。
 オープニングは、俺と染谷君とスティング宮本で、俺の曲を4曲。
 熊本からの刺客、myshowの、エンターテイメントと気合いたっぷりのライヴ。
 染谷俊&スピアヘッドのライヴの後半に、パーソンズの本田毅さんがゲスト出演
 そこへ俺が入って、俺と染谷君の曲を2曲ずつボーカルを分け合いながらプレイ。
 最後は、myshowも加わってアンコールセッション。

 それぞれがお互いをリスペクトした上で成立したイベントだった。そして、スティング宮本の下準備や進行があって実現した。

 14年ほど前、初めて染谷君とライヴをやった時、「二枚目すぎて損してるな」と思った。結構硬派なテーマの歌を作ってるのに、客席は若い女の子ばかり。マネージメントも彼の“二枚目”を前面に出してたから、歌が空回りしてるところは否めなかった。
 時が流れて彼も47歳になり、昨日の客席は、あいかわらず女性が圧倒的だったが、染谷君の歌を愛し、そして音楽を愛してる人たちが集まっていた。

 初めて同じステージに立った、パーソンズの本田毅さん。でっかい現場と、数々の修羅場をくぐり抜けてきたサウンドだ。
 打ち上げで、「心臓の一番深いところに突き刺さる音ですね」と話した。
 本田さんは俺の歌を「ヴィンテージの真空管ギターアンプのオーバードライブみたいなシャウト」と言ってくれた。
 音楽にくわしくないと分かりにくいだろうけど、これは俺にとって最高の褒め言葉だ
 こうやってお互いを心から褒めあえることなんて、そうはない。

 煙草をやめて、もうすぐ4年たつ。4年前にやめてたから、今の声がある。
 アマチュアの頃、「小山君は、いい声してるんだよなあ」と、よく言われた。その後に暗に「歌はヘタだけど」って声が聞こえてた。
 デビューした頃も「声がいい」って言われた。だが俺はそれをちゃんと自覚してなかった。
 今は、自分の声と常に向き合ってる。コンディションを整え、ベストの状態でライヴに向かう。
 4年前に煙草をやめてなかったら、今の声はなかった。

photo : Yukari Watanabe


2019年9月3日火曜日

刈谷サンダンス、豊田CITY CAFE、ありがとう!

 東海方面での俺のライヴをブッキングしてくれている友人の尽力がなければ、この2カ所のライヴは実現できなかっただろう。

 刈谷は初めて訪れた街だ。リハーサルの後に食べたハンバーガーとスペアリブが超美味だった。
 地元のお客さんもたくさん来てくれた。それこそが足を運んでライヴをやる意義だ。名古屋市だけでライヴをやって、愛知県を網羅した気になってはいけない。以前、千駄木でライヴをやった時に地元のお客さんから「たまにはこっちでもライヴやってください」と言われたことを肝に銘じている。
 アンコールでは、サンダンスのマスターがカホンで参加してくれた。お客さんのノリもすばらしかった。また行きたい街がひとつ増えた。


Photo : Dosho


 豊田CITY CAFEは、天井が高くておしゃれな空間が広がる。スイーツもおいしそうだったよ。
 豊田でも地元のお客さんがたくさん来てくれた。
 オープン・マイクとセッションで、石川賢治君が参加してくれた。昔から俺の歌を聴いてくれていたそうだ。「どこでそんな派手なジャケット買ったんだよ」なんて話をしながら、3曲セッションした。
 とてもいい夜になった。


photo : Takuji


Photo : Dosho

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