2022年4月24日日曜日

5/3〈熊本応援ライヴ〉に向けて

  2016年からharnessで続けている〈熊本応援ライヴ〉。広島と京都のライヴも合わせて、これまで14本のライヴをやってきた。
 今回は何曲かカバー曲のリクエストをもらった。ありがとう。初めて聴いたシンガーの歌もあった。

 もうだいぶ遠いできごとになってきた熊本地震。日常では悲惨なニュースが続く。そんな中、個人として自分にできることをやっていきたいと思う。
 5/3 阿佐ヶ谷harnessに来てくれる人は、今も仮説住宅に住んでいる人、何とか仕事をがんばっている人、熊本城の再建に力を注いでいる人、そんな人たちの横顔を想い浮かべてほしい。そして一緒に楽しもう。


photo : Yukari Watanabe


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2022年4月18日月曜日

たんぽぽのある風景

 10年前、2012年の春は、たんぽぽを愛でる春だった。いきさつはこういうものだった。

2012/8/11 Takuji :
 始まりは、30周年に向けてのライヴや企画をファンの人たちから募集したことだった。その中に「全国からたんぽぽの写真を送ってもらって、ひとつの作品にまとめてみてはどうでしょう?」というものがあった。メールをもらったのは、3月24日だった。
 すごく素敵なアイデアだなと思った。しかし南の地域では、そろそろたんぽぽが開花する時期。スピーディーにシンプルに、そしてみんなが参加できてコメントもそえられるような場所を作りたい。それにはfacebookこそぴったりだと思った。
 facebookの制作スタッフに提案すると、「おもしろい! すぐに始めよう!」ということになり、4月8日、「たんぽぽのある風景」ページがオープンした。
 当初は「〈種の歌〉を歌ってる5分の間に、ステージのバックに流せるくらい集まればいいな」と思っていた。その考えは、完全に外れた。
 8月10日までに投稿してくれた写真の総数は、何と、700枚!
 2012年の春は、特別なものになった。これほど道ばたのたんぽぽを愛でた年はない。
 送ってくれた1枚1枚に、花や種を見つめる温かい視線があり、小さな物語があった。それをたくさんの人たちと共有することができた。
 写真を送ってくれた人、このページに遊びに来てくれた人、みんなに大きな感謝を。
 そして、700枚の写真は、30周年ライヴの時に、一番いい形でみんなに披露しようと思っている。
 4ヶ月間、ありがとう。楽しかったね!

 facebook〈たんぽぽのある風景〉は、今もアーカイブとして残してある。スライドショーやたんぽぽ地図はもう見られないけれど、みんなが送ってくれた写真は全部見ることができる。
 写真と共に送られた短いメッセージを改めて読むと、人は花を前にして少しだけ詩人になるんだなと思った。
 時間がある時にのぞいてみて。


「ブーケを君に」 Photo : Takuji


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2022年4月14日木曜日

熊本地震から6年

  今日は熊本の人間にとっては祈りの1日だ。

 15回目になる〈熊本応援ライヴ〉は、5/3(火 祝)阿佐ヶ谷harnessで開催する。もうだいぶ予約が入っているそうだ。
 今回はアルバム《はるか》の全曲を歌う。リクエストがあったら送ってね。俺の歌じゃなくてもいいよ。
 お客さんとのセッションは今回もやめておく。次回くらいにはできるようになるかな。

 《熊本応援CD》も作った。ぜひ参加して熊本のためにちょっとだけ手助けしてほしい。

01. New Days 2022/1/30  江古田 マーキー
02. 2人のはるか 2020/12/11 新横浜 LiT with Wonder 5
03. パパの叙事詩 2017/3/11 名古屋 TOKUZO with 磯辺舞子
04. ばあちゃんごめんね 2017/12/30 横須賀 YTY with 磯辺舞子, 信夫正彦
05. ハヤブサよ 2021/7/3 新横浜 LiT with 信夫正彦, 江口正祥
06. ひとつになりたい 2017/10/22 横須賀 YTY with 目黒寿安
07. Kiss 2017/3/11 名古屋 TOKUZO with 磯辺舞子
08. 美しい沈黙 2016/12/10 横浜 C'est la vie
09. もしもあの時 2017/10/22 横須賀 YTY with 目黒寿安
10. 世界はすばらしい 2019/7/27 名古屋 Music Bar Perch with 磯辺舞子, 信夫正彦
11. 光が降る 2018/12/16 東京 高田馬場 cafe mono with 信夫正彦
12. 陽だまりの歌 2018/12/16 東京 高田馬場 cafe mono


Photo : Takuji


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2022年4月13日水曜日

篠原太郎バンドとのジョイント・ライヴ

  俺がデビューした年、プロデューサーに「おもしろいバンドがいるから見に行こう」と誘われて、国立辺りのライヴハウスに行った。
 ビートルズのようにおそろいのスーツを着た4人組のバンド、ザ・ブレイカーズは、マージービートに乗りながらも独自の世界をすでに作り上げていた。
 その後、彼らは俺のプロダクションからのデビューが決まった。
 俺はその頃セカンド・アルバムのレコーディングに入っていて、ザ・ブレイカーズの真島昌利君が作った〈煙突のある街〉をカバーすることにした。収録を決めていた〈ひまわり〉〈家族〉などと世界観が同じだと感じたからだ。レコーディングでは真島君がコーラスをやってくれた。
 ザ・ブレイカーズは残念ながら解散してしまうが、真島君のその後の活躍は言うまでもない。

 篠原太郎君と再会したのは、2013年のイベント〈NAKED SONGS Vol.5 –Spoken Words & Acoustic Live-〉だった。それからはジョイント・ライヴをやったり、お互いのライヴに足を運んだりしていた。

 今回は、ひさしぶりのジョイントで、彼のバンドとのライヴだ。ザ・ブレイカーズの大槻敏彦君も参加する。楽しみだ。

〈BEAT THE EMOTION2022 小山卓治 × 篠原太郎 SPECIAL LIVE SESSION〉
5月28日(土)東京 新宿御苑 ライブ&バーRuto
開場 16:30 開演 17:00
前売 ¥3500 当日 ¥4000
*前売り予約受付中!
小山卓治(Vocal , Guitar) 篠原太郎(Vocal , Guitar , Bass , Keyboard)
サポート 大槻敏彦(Drum) ストウタカシ(Guitar)




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2022年4月11日月曜日

ロシアとは、母なる大地のこと

  まだまだコロナ感染者が減らない中、新宿御苑 Rutoまで足を運んでくれて本当にありがとう。
 岐阜の各務原で35年ぶりにライヴに来てくれた女性が、新宿御苑に来てくれた。その話をMCでしたところ、帰りぎわに「私も35年ぶりです」という別の女性が声をかけてくれた。すごいな。

 〈大統領様〉を歌う前に話したことを、ここに書いておく。

 アメリカのサックス・プレイヤー、ポール・ウィンターと、当時まだソ連といわれていた頃のディミトリ・ポクロフスキー合唱団が組んで、アメリカとソ連が合体したアルバムがリリースされた。その日本公演を見に行った。ソ連が崩壊して、国の名前がロシアに変わる1年前だ。
 ライヴのMCで、記憶に残っている言葉がある。

「ロシアとは国家の名前ではなく、母なる大地のことです」

 ソ連という国が危険でやばい国だと思われていた時期に、ソ連にもちゃんと血の通った人々がいて、音楽を愛しているんだと感じることができた。
 ロシアとウクライナの戦争のニュースを見ながら心を痛めている。みんなもそうだと思う。
 戦争というのは、“正義”と“正義”という、それぞれの価値観を振りかざして始まる。どちらも自分が正義だと信じている。でも今回の場合は外から見ている限り、それには当てはまらないように思う。
 〈大統領様〉。この歌は、どの立場で歌うのかをちゃんと決めていないと歌えない。今日はロシアの兵士の立場で歌う。

 昨日のライヴは、ウクライナ・カラーで臨んだ。


01.路傍のロック
02.君が本当に欲しいもの
03.Escape
04.LIFE VEST UNDER YOUR SEAT
05.絶望のダンス
06.夜を行く
07.裏窓
08.家族
09.西からの便り
10.花を育てたことがあるかい
11.Show Time
12.大統領様
13.種の歌
14.はるかな故郷
15.Aspirin
16.PARADISE ALLEY
17.嵐からの隠れ場所

E1.Rock’n Roll's Over
E2.こわれた自転車

E3.虹の袂

E4.IMAGINARY BLUE


photo : Yukari Watanabe


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2022年4月8日金曜日

2ヶ月連続 新宿御苑 Rutoでライヴ

  最近はコンスタントにライヴをやらせてもらっている新宿御苑 Ruto。今月と来月、続けてライヴをやることになった。
 明後日の4/10(日)はソロ・ライヴ。セットリストも決まり、準備万端だ。ここしばらくで歌っていなかった歌をたっぷり歌う。

 そしてまだ告知前だが、5/28(土)、篠原太郎君のバントとジョイント・ライヴを開催する。彼が真島昌利君と組んでいたザ・ブレイカーズのドラム、大槻敏彦君、ギターのストウタカシ君が参加する。お互いのソロに加え、バンドと一緒にプレイする。詳細は近日中に発表。またひとつ楽しみなライヴが増えた。






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2022年4月4日月曜日

FMラジオ収録

  冷たい雨の中、半蔵門にあるTOKYO FMへ行き、『大石吾朗 Premium G』の収録をしてきた。
 オンエアは、4/24(日)と5/1(日)の2週、18:00〜18:55の番組内で20分ほどになる。全国のコミュニティFM放送局で、パソコンとスマホで聴くことができる。ぜひ聴いてね。
 番組のfacebookにも、記念写真が掲載される予定。




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2022年4月1日金曜日

4/10 新宿御苑 Ruto ソロライヴ

  最近、東京でのソロ・ライヴが続いている。自由が丘マルディグラ、阿佐ヶ谷harnessでの〈長すぎる夜と遠すぎる朝 Vol.1〉。
 今後のソロ・ライヴは、5/3に阿佐ヶ谷 harnessで〈熊本応援ライヴ〉。この夜はアルバム《はるか》の全曲を中心に歌う。そして5/21 阿佐ヶ谷harnessでの〈長すぎる夜と遠すぎる朝 Vol.2〉はすでにセットリストを決めている。
 そのどのライヴとも曲がかぶらないライヴを、4/10 新宿御苑 Rutoでやる。

 ひとつ予告を。アルバム《夢の島》に収録した〈大統領様〉をひさしぶりに歌う。ボリス・ヴィアンの曲で、高石ともやさんが日本語訳した。




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