2019年8月29日木曜日

映像9曲 + MC(?)一挙に掲載

 オフィシャル・ファン・サイト〈ONE - Oyama Takuji Network Eyes〉に、6月から8月までの動画を一挙に掲載した。
 6月が、もうはるか昔のことのように感じるな。
 〈ベチコの謝罪会見〉は、ファン・サイトならではのネタ。楽しんでね。
 

〈Rock’n Roll's Over〉
6/2 東京 阿佐ヶ谷 harness

〈ひとつになりたい〉[with 目黒寿安]
6/8 東京 自由が丘 Mardi Gras

〈Passing Bell〉
7/5 東京 荻窪 ルースターノースサイド

〈絶望のダンス〉(1989バージョン)
7/20 東京 新宿御苑 ライブ&バー Ruto

〈世界はすばらしい〉[with Wonder 5]
7/21 神奈川 横浜 Thumbs Up

〈PARADISE ALLEY〉[with 磯部舞子, 信夫正彦]
7/27 名古屋 鶴舞 Music Bar Perch

〈P.M.11:11〉[with 信夫正彦]
〈ベチコの謝罪会見〉
7/28 京都 宇治市 coconi

〈種の歌〉[with Audience]
8/3 埼玉 入間市文化創造アトリエ AMIGO

〈カーニバル〉[with 町田直隆バンド]
8/4 東京 下北沢 CLUB Que


〈ONE〉紹介サイト

photo : Yukari Watanabe


2019年8月26日月曜日

ファンの人たちからの、素敵なプレゼント

 いつも応援してくれるファンの人たちの有志が、斬新なアイデアで長野 OREADのライヴを盛り上げてくれることになった。
 9/22からライヴ当日の9/28までの1週間、長野県 松本駅と辰野駅の構内に、B2サイズ(515mm × 728mm)のポスターが掲載される。デザインは、コヤママサシ。
 この話をコヤマ君から聞いて、本当にびっくりして、感激した。俺は幸せ者だね。

 近くの人はこの1週間の間に、遠くからライヴに来てくれる人は当日に、ぜひ駅に見に行ってね。
 そしてコヤマ君から。同じデザインのA4サイズのポスターを、ライヴに来てくれた全員にプレゼントする。

 5回目になるOREADでのソロ・ライヴ。きっと最高の夜になる。

 ライヴの最後は、オープン・マイクに参加してくれた人たちとのセッション。曲は〈種の歌〉と〈傷だらけの天使〉。
 俺がギターの弾き方を紹介する〈ギター・レクチャー〉の動画を見て練習してきてね。

2018/9/29 長野 辰野 OREAD
ライヴ動画 フル・サイズ




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2019年8月25日日曜日

こう見えてキューピッド

 〈河村・ベチコの 祝 披露宴フェス〉に出演。客席は満員、たくさんのゲストが2人のために集まった。
 8年前、一橋学園にある喫茶店ローリング・ビーンズでの、俺とベチコのライヴを河村君が見に来たのが2人のなりそめ。キューピッドになれたことが今更ながら嬉しい。

 ステージ脇にある出演者の控えスペースでライヴを見ていた。すばらしい才能を持ったシンガーやプレイヤーが続々登場し、堪能した。河村君とベチコの音楽の懐の広さも、改めて感じることができた。
 俺は、河村君がプロデュースし、ベチコがバイオリンを弾いた〈世界はすばらしい〉を歌った。
 これからも2人と音楽を奏でていくことになる。

 俺のスタッフと、ソニー・レコードの内藤さんも、目立たないように進行をバックアップしてくれた。

 終演後、女性2人と男性1人と話した。
〈428 封鎖された渋谷で〉をやりました。大沢賢治が歌ってるのを初めて見ましたよ。すごく前向きな歌を歌うんですね」
 いや、そういう歌ばかりじゃないんだけど、とは言わないでおいた。「ライヴに行きます」って言ってくれたからね。




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2019年8月21日水曜日

京都と広島で〈熊本応援ライヴ〉

 熊本地震が起きてから、東京で年に2回のスパンで続けて8回を数えている〈熊本応援ライヴ〉。10月に京都と広島で開催することにした。
 内容は、アルバム《NG!》を全曲披露。リクエストの募集、そして俺の伴奏で歌いたい人や楽器を持ってきての俺とのセッションを募集する。
 これまでセッションにはいつも何人かが参加してくれて、会場が笑顔と拍手であふれた。東京を離れて初めての企画だから、ぜひ参加してほしい。

 〈熊本応援CD〉は、会場だけで販売する企画CD。アルバム全曲のライヴ・テイクを収録している。これまで《The Fool》《VANISHING POINT》《成長》《花を育てたことがあるかい》《ROCKS!》を販売してきた。今回から新たに《NG!》のCDを作っていく。
 ライヴの収益の一部とCDの売り上げは、熊本の復興のために送る。

京都 パームトーン
広島 OTIS!

詳細と予約はこちらから。




photo : Yukari Watanabe


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2019年8月19日月曜日

小山卓治 × 目黒寿安

 ティーンエイジをアメリカで過ごした彼の歌の世界には、日本を感じない。洋楽の歌を日本語で聴いているような不思議な錯覚におちいる。
 日本のロックやポップスにありがちな「お約束」のメロディ展開や「分かりやすい」歌詞はまったくなく、まさに「独特」な世界を描く。もっとたくさんの人に彼の音楽を聴いてほしいと強く思う。

 新しいセッション曲を、それぞれ2曲ずつやることにした。
 寿安君の〈ハロー〉という歌は、真冬の極寒のニューヨークが浮かんでくる。
 リハーサルで合わせる時に聞いた。
「この歌での寿安君の立ち位置は、登場人物そのもの? それともこの風景の語り部に近い?」
 歌の頭にある「ハロー ハロー」という部分を、寿安君が登場人物の気持ちで歌うのなら、コーラスは入れない方がいい。その辺りを話した上で、コーラスを入れることにした。

 俺が提案した歌は〈Gallery〉と〈汚れたバスケットシューズ〉。どちらのアコギも中野督夫さんだ。「オリジナルにとらわれずに自由にプレイして」と伝えていた。
 まさに自由な、寿安君のフレーズに昇華されたプレイだった。
 9/28 長野 OREADに、寿安君は今年も参加することになった。また彼とのプレイを聴いてもらえる。

 この日のセッション動画は、高画質、高音声で、近々〈ONE〉に掲載する。

2018/9/29 長野 辰野 OREAD
ライヴ動画 フル・サイズ


2017.12.31 横須賀 Younger Than Yesterday
photo : Yukari Watanabe


2019年8月15日木曜日

柱時計のテンポ

 ずいぶん前、世田谷のボロ市で古い柱時計を買った。ネジを巻くと、懐かしい音色で「ボーンボーン」と時を告げる。「コツコツ」と振り子が揺れる音は、いつの間にか耳に馴染んで、鳴っていることを意識しなくなる。
 その時期に作った歌が、〈吠えろ〉〈夕陽に泣きたい〉〈種の歌〉。後で気づいたんだが、テンポが似ていて、柱時計の振り子のテンポとほぼ同じだった。深層心理みたいなものかな。
 気づいてからはネジを巻くのをやめてオブジェにしたが、今も仕事部屋に飾ってある。時計の裏側に「米嶋」と墨で書いてあったから「米嶋さん」と呼んでいる。




photo : Takuji


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■アーカイブ〈散文詩〉
書き下ろしの散文詩(ポエトリー・リーディング)全49本の音声を掲載した。

 この〈散文詩〉から、〈世界はすばらしい〉〈もしもあの時〉〈Kiss〉〈ばあちゃんごめんね〉が生まれた。
 掲載の確認のために聞いていて、〈雨の週末にできること〉で柱時計の音を使っていたのを思い出した。

 〈ONE〉紹介サイトで、散文詩の〈ばあちゃんごめんね(熊本弁バージョン)〉などを聞くことができる。


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2019年8月11日日曜日

ライヴの合間にインプット

 ライブが続いて、だいぶカラカラになっていた。ひさしぶりにライヴのない週末、積んであった本を読んで過ごしているんだが、もうステージの熱狂が恋しくなっている。


『安井かずみがいた時代 島崎今日子』

  自由に言葉たちに表現力を持たせる
  大胆に言葉たちを組み合わせていく
  存分に言葉たちに印象を与える
  身辺に転がっているそこらの言葉たちに
  新しい思いがけないイメージを与える

 歌を作る時に常に心がけていることだが、俺の歌は両極端になってしまう。短い言葉がたくさんのイメージを広げてくれることもあれば、その言葉の意味だけを突き刺すように書いてしまうことがある。

『企みの仕事術 阿久悠』

  (以前は)都市がほどよく暗がりを抱えていた
  くまなく光で照らし出されている今の東京に
  イマジネーションが生まれる空間は残っていない

 夜のスクランブル交差点に立つと、自分の影が消えて途方に暮れる。影がなければ光は描けない。

『言葉と歩く日記 多和田葉子』

  言葉は素直ではないし、そもそも言葉は心とは別の生き物で
  両者をつなぐ直線は初めから存在しない
  「よかったね」と「がんばろうね」しか耳にしたことのない子供は
  何もいいことなんてなくて、まったくがんばれない状態におかれた時
  どうすればいいのだろう

 人に軽々しく「がんばろう」とか言わないシンガーになると決心したのは、いつだったか。


 次の週末、8/17(土)は、阿佐ヶ谷harnessで〈小山卓治 × 目黒寿安〉。それぞれ2曲ずつ、新しいセッション曲を持ち寄る。

photo : Masashi Koyama


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
〈フォトグラフ〉
■7/21 神奈川 横浜 Thumbs Up
〈《ひまわり》35周年記念ライヴシリーズ 〉with Wonder 5
  photo:takuya Yukari Watanabe
■7/26 新潟県 湯沢町 苗場スキー場
〈FUJI ROCK FESTIVAL'19〉白浜久 Project / 小山卓治
  Photo : Masashi Koyama & takuya
■8/4 東京 下北沢 CLUB Que
〈音響熟成〉小山卓治, 町田直隆バンド
  photo : Yukari Watanabe


photo : takuya

photo : Masashi Koyama

photo : Yukari Watanabe


2019年8月8日木曜日

長野OREADライヴ 2時間20分の動画を公開

 OREADは、俺にとっての聖地、言霊が宿る場所だ。年に1回のライヴは毎回特別なものになる。
 その雰囲気を感じてほしくて、去年のライヴ動画をフル・サイズでYouTubeに公開した。
 オープン・マイクでの目黒寿安君、俺(〈どこまでも行こう〉のカバー)、三浦久さんの歌に続き、本編と続く。

 今年の9/28(土)に開催するソロ・ライヴの最後も、オープン・マイクに参加してくれた人たちと一緒にセッションしようと思う。歌は、入間アミーゴでやった〈種の歌〉と〈傷だらけの天使〉。俺がギターの弾き方を紹介する〈ギター・レクチャー〉の動画を見て練習してきてね。一緒に盛り上がろう。


2018/9/29 長野 辰野 OREADライヴ

オープンマイク

01.夢の島
02.Midnight Primadonna 
03.靖国通り、月曜の午後
04.ハヤブサよ
05.ばあちゃんごめんね
06.Rock’n Roll's Over 
07.もしもあの時 [with 目黒寿安]
08.フライトプラン [with 目黒寿安]
09.クリスタルレインドロップ [with 目黒寿安]
三浦久 ソロ
10.南十字星
11.ひまわり
12.世界はすばらしい
13.カーニバル
14.最終電車

E1.祈り [with Audience]
E2.種の歌 [with 目黒寿安, Audience]
E3.祈りの歌 [with 三浦久]



2018.9.29


2015.7.11


2014.6.21 三浦久さん、バイオリンの中井一郎君と


2013.6.22 清水国明さんと
photo : Masashi Koyama


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2019年8月6日火曜日

ライヴ、ライヴ、ライヴ!

 5月中旬くらいからレコーディングとライヴが続き、ここ3週末は複数ライヴ。ようやく一段落だ。

 横浜Thumbs UPでのWonder 5とのバンド・ライヴが、もうずいぶん前のことのように感じる。


photo : Yukari Watanabe


 初のフジ・ロック・フェスティバル出演。滅多に体験できないライヴ・イベントだった。


photo : Masashi Koyama


 ベチコと信夫君と向かった名古屋と京都は猛暑。それに負けないほどの熱気が会場に満ちた。
 京都のステージで、寝坊の謝罪会見に臨むベチコ。「結果的にみなさまにご迷惑をゴニョゴニョ。今後のコンプライアンスの強化にゴニョゴニョ」


photo : Dosyo


 10年目を迎えた入間アミーゴでの生声ライヴ。ファンの人が持って来てくれたギターが14本。それぞれの音色で歌ってくれた。そのギターがいっせいに鳴るセッションは、すごい迫力だった。

 下北沢 CLUB Queは、若手バンドにはさまれて、ほぼ女性だけのスタンディングのお客さんにアコギ1本で歌うという、ひさびさにメンタルを試されるライヴになった。でもちゃんと聴いてくれるお客さんだった。
 町田直隆バンドのドラムが急病で来れないという、滅多にないシチュエーションでのライヴだったが、最終的にはすごい盛り上がった。


photo : Yukari Watanabe


 ライヴの写真と動画は、近々〈ONE〉にたっぷり掲載する。


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2019年7月29日月曜日

フジ・ロック, 名古屋, 京都、ありがとう。そして入間, 下北沢へ

 フジ・ロック・フェスティバルへの出演は、主催するスマッシュの、松岡さんの情熱と尽力で実現した。人と人とのつながりが、新しいステージへと導いてくれる。
 初めてのフジ・ロックは、ウッドストックを疑似体験しているようだった。パラリと雨は降ったが、白浜久 Projectの時は陽射しが降り注いだ。
 他のステージを見ることもなく東京へ。台風が近づいていた。

 翌日、台風は熱帯低気圧になり、影響を受けることなく名古屋ライヴをやることができた。Music Bar Perchに集まってくれた人たちのびっくりするくらいの歌声と、ベチコと信夫君とのプレイで、すばらしく盛り上がった。

 名古屋のホテルのチェック・アウトでベチコが寝坊して、ギターとキャリー・バッグで新幹線ホームへの階段を全力疾走。ギリギリ間に合ったから笑い話だね。

 京都は初めての宇治へ。以前別の場所にあったcoconiが宇治に移転して初めてのライヴだった。コンパクトながら気持ちよく歌うことができた。

 先々週の3本のライヴ、そしてこの3本連続のライヴ、こんなにタイトなスケジュールはこれまでなかったが、どのライヴも最高だった。


 そしてライヴは続く。
 8/3(土)は、埼玉 入間市文化創造アトリエ AMIGOで、年に1回の生声ライヴ
 今年もライヴのラストに、ギターを持って参加してくれる人たちとのセッションをやる。曲は〈種の歌〉と〈傷だらけの天使〉。
 俺がギターを弾いている動画〈ギター・レクチャー〉を見ながら練習してきてね。一緒に盛り上がろう。

 そしてこれは去年やったんだが、参加してくれる人のギターを並べておいて、俺が弾かせてもらう企画。おもしろかったからあと1回、今年もやろうと思う。
 よかったら、ギター・スタンドも持参してくれると嬉しい。


photo : Masashi Koyama


 8/4(日)は、東京 下北沢 CLUB Queで〈音響熟成 小山卓治 × 町田直隆バンド〉。若手(といっても40歳くらい)のバンドと相まみえるライヴになる。
 どんなライヴになるか今のところさっぱり見えてこないが、お互いの曲のセッションをやることになっている。すごい楽しみだ。



2019年7月25日木曜日

フジ・ロック・フェスティバル、そして名古屋、京都へ

 元ARBのギタリスト、白浜さんの呼びかけで結成された白浜久 Project。名うてのミュージシャンが集結し、俺もボーカリストとして参加している。
 最初にライヴをやった時は、出会い頭で火花を散らして1人1人の個性が際立つライヴになったが、2回目のライヴではそれがひとつの固まりになり、バンド・サウンドになった。

 俺のパーソナル・バンド Wonder 5は、俺が1人ずつと出会っていきながら、バンドとしてできあがっていった。
 これまで多くのミュージシャンとサウンドを作ってきた。俺はこのバンドでアレンジのひとつの着地点を見つけようと思っている。
 先週、横浜で10ヶ月ぶりのバンド・ライヴ。プレイしながらサウンドがジャンプ・アップするのを感じた。こういう瞬間に立ち会えるから、音楽はやめられない。
 名古屋と京都は、サポートに磯部舞子と信夫正彦を迎え、バンドの勢いのままのサウンドを響かせる。


photo : Masashi Koyama


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
〈フォトグラフ〉
■7/5
新・全曲ライヴシリーズ《Passing》+《種》+《手首》
東京 荻窪 ルースターノースサイド
photo:Yukari Watanabe
■7/13
生声ワンマンライヴ
東京 東銀座 Flor de café 樹の花
photo:Yukari Watanabe
■7/20
《ひまわり》35周年記念ライヴシリーズ “前夜祭&先行発売”
photo : Masashi Koyama

〈ONE〉紹介サイト


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2019年7月15日月曜日

ガソリン・タウン

 次のライヴに向けての準備。
 横浜 THUMBS UPでのWonder 5とのバンド・ライヴは、だいぶ前にセット・リストを組んで、音資料をメンバーに送っている。ライヴ前のリハーサルできっちり組み上げる。絶対いいライヴになる。

 その前日は、東京 新宿御苑 ライヴ&バー Rutoでの〈リリース前夜祭〉。俺とのセッションに応募してくれた人が5人。初めての参加者もいる。きっと一緒に楽しめるだろう。
 ソロのセットで何を歌おうかといろいろ考えを巡らせていて、ふと思いついた。1984年、〈ガソリン・タウン(仮タイトル)〉という歌を作った。ある街で暮らす人々の群衆劇として、たくさんの登場人物を思いつくままに描いていった。その中に「その人の女房」がいた。
 長い歌詞を書き終え、どうやって整理しようと思っているうちに、「その人の女房」が気になってきて、掘り下げたくなった。他の登場人物には退場してもらった。その人物たちは、その後に俺が作る歌に登場することになった。
 言葉を整理して整理して、完成したのが〈ひまわり〉だ。

 確かどこかに……。あった〈ガソリン・タウン〉。35年目の記念に、1回だけ歌うことにしよう。


photo : Masashi Koyama


2019年7月9日火曜日

〈全曲ライヴ・シリーズ〉のちょっとした裏話

 このライヴ・シリーズは、言葉とメロディを、初心に戻ってセンテンスごとにしっかりと伝えていくことを意識するライヴになる。

 歌うのはアルバム《Passing》と《種》、マキシ・シングル《手首》の全22曲というくくりがあるから、セット・リストの組み方にいつもと違う発想が生まれる。
 前半はじっくり聴かせる歌を並べた。客席を和ませるようなMCも入れず、歌を伝えることだけに集中した。この企画ならではのピリピリ感だ。
 大合唱になりがちな〈種の歌〉も、あえて1部の最後に持って行った。
 今回はソロだから、スローやミディアム・テンポの歌は、いつもよりメロディとメロディの間、言葉と言葉の間をためた。
 お客さんと一緒に歌える歌が少ないから、最後は思い切り大きな声で歌えるように〈Escape〉と〈気をつけた方がいいぜ〉は、急遽半音上げて歌った。
 結果、前半と後半で、まったく違う空気になった。

 《Passing Bell》は、やっぱり最後に歌う以外になかった。みんなの歌声がすばらしかったな。

 次回の〈全曲ライヴ〉は、アルバム《The Fool》と《ROCKS!》。開催は来年になると思う。

photo : Yukari Watanabe


2019年7月6日土曜日

俺とのセッション 大募集!

 7/21(日)横浜 THUMBS UPでのバンド・ライヴの前日、東京 新宿御苑 ライヴ&バー Rutoで《ひまわり リリース前夜祭》を開催する。
 この夜は、〈熊本応援ライヴ〉で恒例になっている、俺とのセッションを大募集する。ギターやピアノでのセッション、または俺のギターで歌いたい人は、ぜひ以下のアドレスまでメールを送ってね。

takuji@ribb-on.com

 アルバム《ひまわり》からの曲を優先で申し込んでくれると、盛り上がるかもしれないな。
 すでに「〈ひまわり〉をやりたい」というメールをもらったところだ。

 そして年に1回開催している、8/3(日)埼玉 入間市文化創造アトリエ AMIGOでの〈生声ライヴ〉でも恒例になった、ギターなどを持ち寄っての大セッション。
 今年の曲は〈種の歌〉と〈傷だらけの天使〉にした。
 ギター初心者の人に向けて、俺がギターの弾き方を紹介する動画〈ギター・レクチャー〉をYouTubeにアップした。これを見て、当日まで練習して、ふるって参加してね。




photo : Masashi Koyama


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2019年7月2日火曜日

悩む

 7/5(金)東京 荻窪 ルースター ノースサイドは、アルバム《Passing》《種》とマキシ・シングル《手首》全22曲を歌うライヴ。
 セット・リストを作るのには、いつも時間をかける。ある曲からある曲につなぐことで、別の物語が生まれることがある。絶望から希望への物語。憎しみから癒やしへの物語。憧れから愛への物語。
 今回は、悩みに悩んでいる。1曲で物語が完結している歌が多いせいだ。〈裏窓〉も〈Lucky Guy〉も〈青空とダイヤモンド〉も〈ユリエ〉も、まして〈Passing Bell〉も。
 ここ数日、ああでもないこうでないと歌いながら悩んでいる。

2018/6/22 東京 荻窪 ルースター ノースサイド
photo : Masashi Koyama


2019年6月27日木曜日

福岡、熊本、ありがとう!

 1年ぶりの福岡と熊本、来てくれたみんな、ありがとう。手拍子や歌声が小さくても、歌が心に届いたのを強く感じることができた。また行くからね。



 福岡では、以前ジョイント・ライヴをやったコーガンズのボーカル、ジンロウがオープンしたCafe&Bar 夢のちまたへ。最愛の奥様を癌でなくした彼は、人生の後半戦を一番やりたいことだけをやると決心し、この店をオープンしたという。すばらしい音でアナログ・レコードが聴ける。



 熊本では2日休暇を取って、懐かしい友人と会ったり、阿蘇へドライブに行ったり。

photo : Takuji


 戻って、レコーディングの最終作業、マスタリングの音を確認。すべて作業を終え、《ひまわり 35th Anniversary Edition》が完成!


2019年6月21日金曜日

福岡、熊本へ!

 Wonder 5でのレコーディングをすべて終え、河村君が睡眠を削ってミックスしてくれたセルフ・カバーが、たった今完成し、マスタリング・エンジニアにデータを送った。
 ツアーから戻ってその音を確認して、最終的に完成。

 さあ、明日から九州ツアーだ。1年ぶりの福岡と熊本へ。会えるのを楽しみにしているよ!

photo : Masashi Koyama


2019年6月19日水曜日

《ひまわり 35th Anniversary Edition》まもなく完成!

 連日、河村博司君のスタジオに通ってダビング作業。信夫君、Mercy、ベチコ、俺と、スタジオにこもって音を重ねていく。Wonder 5で新しく彩られたサウンドが、形になろうとしている。
 〈家族〉は、1984年に1度だけThe Conxとプレイしたアレンジを出発点にしている。
 〈煙突のある街〉は、レゲエ発のサザン・ロックみたいなサウンドになった。
 〈下から2番目の男〉は、35年たってもエッジがきいたままだ。
 〈ひまわり〉は、これまで多くのバリエーションでやってきたアレンジの最終着地点を目指す。

 マスタリング・エンジニアの穴井君からは、マスタリングされた1984年のThe Conxとのライヴ・テイクが届いた。

 ブックレットのために、新たにコヤマ君と撮影。その写真を掲載した、デザインの最終確認も完了。
 もうすぐだよ。

 6/21の〈ONE〉のイベントでは、できたてホヤホヤのWonder 5のセルフ・カバーを聴いてもらう。

photo : Takuji


2019年6月12日水曜日

ラジオ 公開録音

 来週の金曜日は、阿佐ヶ谷harnessで、オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉主催のイベントを開催する。
 2回目になるラジオの公開録音で、タイトルは「Aspirin Radio もうすぐ発売!《ひまわり 35th Anniversary Edition》」。

 ゲストは、シンガーで、アルバム《はるか》やWonder 5のセルフ・カバーのプロデューサー、河村博司君。そして彼の最愛のパートナーで、Wonder 5のバイオリニスト、磯部舞子
 セルフ・カバーのレコーディングにまつわるエピソードや、ツアーのこぼれ話などに加え、もちろんセッションもやるつもりだ。
 そして、非公開になっている、3/17 名古屋TOKUZOでの“あの人”とのセッション動画を、会場限定で公開する予定だ。
 〈ONE〉メンバーは、気軽に遊びに来てね。


photo : Masashi Koyama


〈ONE〉紹介サイト
すべてのコンテンツを1週間、無料お試し観覧できる。


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2019年6月9日日曜日

マルディグラ

 今回の自由が丘マルディグラでのライヴも大盛況だった。来てくれたみんな、ありがとう。
 開演前のSEは、ライヴの前日に亡くなったというニュースが入った、ドクター・ジョンを流してもらった。
 ライヴ前にMIDORIちゃんから「近々店をクローズするかもしれない」と聞いていて、今回のMIDORIちゃんとのセッションは集大成ということで彼女に提供した2曲を一緒にやった。
 昨日聞いたところ、マルディグラはこれからも続けるとのこと。また半年後くらいにやることになるだろう。
 もう1人のゲストだった目黒寿安君とは、8/17(土)に阿佐ヶ谷harnessで2度目のジョイント・ライヴをやることになっている。楽しみだ。


photo : Yukari Watanabe


 ライヴは続く。
 7/5(金)荻窪 ルースター ノースサイドでの〈全曲披露ライヴ〈Passing〉〈種〉〉は、その時期にリリースしたマキシ・シングル〈手首〉の3曲もやる。ソールド・アウトに近いので、早めに予約してね。


2018/6/22 東京 荻窪 ルースター ノースサイド
photo : Masashi Koyama


 2月に開催した銀座の喫茶店、樹の花でのライヴは、すぐにソールド・アウトになって、「行きたかった」という声をたくさんもらったので、2度目のライヴを7/13(土)に開催することにした。こちらも残り数席だ。

 ライヴの詳細はこちらから。待ってるよ。


2019/2/16 東京 銀座 樹の花
photo : Yukari Watanabe