2024年4月9日火曜日

1モーニング、1アーティスト

  Amazon Music Unlimitedにしてからの朝のルーティン。コーヒーを飲みながら1アーティストのアルバムを1枚聴く。以前よりよっぽど音楽を聴くようになった。自由業ならではのルーティンではあるが、その分早起きになった。
 以前「Unlimitedでは昔のシンガーのアルバムは数枚しか聴けない」と書いたが、かんちがいで、とてつもない数の音楽がそろっている、マニアックなところでチーフンタンズやボリス・ヴィアンで検索しても、かなりの数のアルバムを聴くことができる

 そんな中、キャット・スティーヴンスを再発見した。昔ラジオから流れていた歌がたくさんある。
 1966年にデビューし、世界で6000万枚のアルバムを売り上げた。
 〈The First Cut Is the Deepest〉は、ロッド・スチュワートやシェリル・クロウなど多数のシンガーがカバーしている。
 1978年にイスラム教に改宗してユスフ・イスラムと名乗り音楽界から身を引くが、1990年代に復帰し、75歳の今も現役バリバリで歌っている。2014年にロックの殿堂入りを果たした。

 1970年に大ヒットした〈父と子〉。うかつにもこの歌は知らなかった。
〈父と子〉
 歌詞は父と子の会話になっている。歌い始めは父の言葉、途中から1オクターブ上げて歌うところは息子の言葉という、絶妙な構成。
 「I Know I have to go(僕は行かなきゃいけない)」。妙な言い方だが、まるで俺が作ったんじゃないかと思うほど、俺の家族の歌とリンクしている。
〈父と子(2007)〉
 37年後、同じ歌を59歳で歌っている動画。なんて素敵な歳の取り方をしているんだろう。
 去年リリースされた新譜を聴いた。全然枯れていない。




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