現代のチューニングは、A = 440Hzが標準だが、違うこともある。各会場にあるグランドピアノのチューニングは必ずしも440Hzではない。六本木 クラップスでは441Hzだった
A = 440Hzが世界で統一されたのは1953年だという。モーツァルトの時代などは、ずっと低かったそうだ。
2008年リリースの、高橋研さんプロデュースの《Circle Game》は442Hzで作られた。明るい感じの音にはなるが、場合によってはちょっと固いイメージにもなる。
ヒーリング系のシンガーでは432Hzで作られた作品が多いそうだ。例えばエンヤ。432Hzには心を癒やす効果があるらしい。意外なところで宇多田ヒカルさんが取り入れている。
440Hzと432Hzを比べると、かなり印象が変わる。それをあえて使っているところに音楽へのこだわりを感じる。
photo : Masashi Koyama
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