《URC 銘曲集 戦争と平和》を聴いた。岡林信康、中川五郎、斉藤哲夫、ザ・フォーク・クルセダーズ、早川義夫、加川良、友部正人、そうそうたるラインナップだ。
URCは「アンダーグラウンド・レコード・クラブ」の略。1969年にスタートした日本初のインディーズレーベル。正規のレコード会社では規制に引っかかってとてもリリースできないような赤裸々な作品が多く発表され、当時の若者たちの心に届いた。
言葉がギラギラしている。
俺の年齢だと少し早すぎて、リアルタイムではなく後追いで聴いた歌が多い。だが子供ながらに、強烈にインスパイアされた記憶がある。
《URC 銘曲集 戦争と平和》の1曲目は、岡林信康の〈わたしたちの望むものは〉。
私たちの望むものは
生きる苦しみではなく
私たちの望むものは
生きる喜びなのだ
俺たちが本当に欲しいのは
あんたのくれるものじゃない
〈HEAT OF THE NIGHT〉
今になってやっと分かり始めたんだ
あの頃俺たちが本当に望んでたこと
〈Once〉
君が本当に欲しいものは何
君が本当に見たいものは何
君が本当に言いたいことは何
君が本当に探してるものは何
〈君が本当に欲しいもの〉
URCからリリースされた作品は、これから順次再発される。ちなみにそのデザインを、コヤママサシ君がすべて手がけるそうだ。
Photo : Takuji
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