〈小山卓治 × 白浜久〉、来てくれたみんな、ありがとう!
『金尾よしろうの音楽魂』の動画がアップされた。ずいぶん早かったな。
番組内で4人で歌い、翌日のharnessでも白浜さんが歌った〈心の旅〉。言わずと知れたチューリップの大ヒット曲だ。「いい歌だなあ」なんてサビを歌いながら、あれ、ちょっと待てよ。
歌詞を改めて読むと、「君を愛しているけど行かなきゃ」って、体のいい別れの歌じゃないか。
思い返してみると、こういう歌は当時多かった。
堺正章さんの〈さらば恋人〉しかり。尾崎紀世彦さんの〈また逢う日まで〉しかり。今になって聴き直すと、自分勝手もはなはだしい。
当時、ティーンだった女性たちは、どういう気持ちでこんな歌たちを受け止めたのかな。
ある時代から、女性から別れを告げるラヴ・ソングが歌われ始めた。そんな時代の男は、ほんとへなちょこだったな。
ちなみに、1992年にシングル・カットした俺の〈さよなら恋人〉は、女性からはまったく受け入れられなかった。ま、当然か。男のロマンなんて、とっくの昔に埃をかぶっていた。
Photo : Staff
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