2025年4月8日火曜日

〈Reasons to keep singing〉(不定期掲載)

  先週末にアップした動画は〈ジャングルジム〉。ライヴの映像に加え、高速道路を楽器車で移動しているところや、小さな駅のホームの映像がインサートされている。
 その駅がどこだったか忘れてしまっていたが、静岡のライヴを企画してくれている大橋君が、2019年にその駅へ連れて行ってくれた。
 今週末、4/12(土)は〈汚れたバスケットシューズ〉の動画を公開する。


《MANY RIVERS TO CROSS》制作ノート Part 3

2002/1/8
 内藤からビデオが届く。ラフ編集された3曲だ。弾けまくった〈Aspirin〉、ギラリと光る〈Escape〉。そして〈Aの調書〉で、しびれた。こんなオーバーラップ、見たことない。
 3曲に関しての、すべての映像素材も入っていた。〈Aの調書〉の最後、他のカメラマンが全体像も撮ろうとしている中、内藤のカメラだけが引かなかった。ずっと目のアップを撮り続けていた。確信した。すごい作品になる。

1/23
 内藤がうちへ来る。映像をくり返し見ながら、ワンカットワンカットの意味を確認し合う。これは必要なカットなのか。曲のイメージにマッチしているか。どうしてここでこの映像に切り替えたのか、または切り替えなかったのか。このシーンのスイッチングの意味は。クロスフェイドのタイミングはここなのか。今はまだ80分程度の内容だ。内藤が目指す全体像が見えないだけに、ひとつひとつのシーンの意味について話し合って詰めていく。

2/22
 葛西ちゃんがうちへ来て、ビデオを見ながら飲む。ビデオだと、どうしてもライトの色味が忠実に再現できていないという。なるほど。一度内藤と葛西ちゃんでミーティングしようと話した。

5/22
 事務所で内藤とミーティング。新編集の〈Aspirin〉を見せてもらい、今後の動きを確認。秋の名古屋と大阪も撮影することになった。石橋カメラマンも同行することになる。楽しみだ。

7/1
 秩父ミューズパーク音楽堂で〈祈り〉と〈負けないで〉のレコーディング。内藤もわざわざ登場し、レコーディング風景をビデオに収める。
 ツアーファイナルの渋谷で流すオープニングムービーの制作を依頼する。

9/17
 大阪ライヴの前日、内藤と石橋カメラマンが乗る車と楽器車で併走し、撮影しながら高速道路を飛ばす。
 この2本に参加してくれたたつのすけも含め、夜はマネージャーの部屋でミーティングを兼ねてどんちゃん騒ぎ。
 9/14の大阪のステージは、据え置きのカメラも含め3台で撮影。2人だけのステージだが、本番後ホテルで見た映像には、ギリギリのテンションが刻まれていた。その夜は、またホテルで映像を見ながら飲む。
 翌15日は、インストアの後、大阪でロケ。アメリカ村辺りを歩きながら撮影。夜は知り合いのバーで飲みながら撮影し、名古屋へ移動。
 名古屋のライヴの日は僕の誕生日。リハの合間にインストアや取材が入る。
 ステージは盛り上がり、アンコールではファンの人たちがバースデイケーキをプレゼントしてくれた。
 ライヴ後、なぜか三越前でもうワンステージ。それらを全部ビデオが記録していく。

9/27
 渋谷 ON AIR WESTでツアーファイナル。張りつめた中にもリラックスムードがある。内藤が編集したオープニングムービーの後、ステージが始まる。前回にも増してバンドのプレイは凄みを増している。それを撮影するカメラマンも増え、ライヴレコーディングも順調だ。
 〈NO GOOD!〉や〈下から2番目の男〉などの懐かしい歌も生まれ変わった。それがどんな映像として刻まれていくのか。

11/10
 今回のバンドライヴの映像を含めた、ラフ編集のビデオを持って内藤がうちへ来る。全110分。ようやく全体のストーリーが見えてきた。
「すげえ作品になるぞ!」
 それを踏まえ、細かいこだわりや確認点を何度もやり取りする。

11/24
 ここのところ、内藤とミーティングをくり返している。いよいよ詰めの段階に入ってきた。ここへ来て見えてきたワンカットごとの疑問を内藤にぶつけ、お互いが納得するまで話し合う。

11/27
 《Operetta Of Ghosts Part 3》のリリース日、朝の7時に内藤の車に乗りこみ、港北パーキングエリアで石橋カメラマンと落ち合い、浜松の中田島砂丘へ。すごい強風で雲が流れていく。波頭がうねり、砂が頬にバシバシ当たる中での撮影。足跡ひとつない砂丘をどこまでも歩いていく。大きな絵が撮れた。

12/25
 都内での最終ロケ。渋谷のスクランブル、歩道橋、湾岸の埠頭、首都高の真下。内藤の「オッケー!」の叫びで、すべての撮影が終わった。


Photo : Takuji


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2025年4月5日土曜日

4月は、福岡、広島、西荻窪へ

 4月のライヴは3本。
 ほぼ1年ぶりの福岡 Six Pines sandwichesと、広島 OTIS!。
 そして西荻窪 Live Spot Terraで、甲斐バンドの松藤英男さんとベチコとの初めてのジョイントライヴ。
 どのライヴハウスもアットホームな雰囲気があって、とても歌いやすい。きっといいライヴになるはずだ。

詳細と予約は以下をクリック!
〈小山卓治 ワンマンライヴ 2025〉
■4月12日(土) 福岡 Six Pines sandwiches
■4月13日(日) 広島 OTIS!

〈松藤英男 × 小山卓治 with 磯部舞子 (ベチコ)〉 予約受付フォームあり
■4月26日(土) 西荻窪 Live Spot Terra







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2025年4月4日金曜日

ロビー・ウィリアムスが猿 !?

  イギリスではビートルズの記録に並ぶポップスター、ロビー・ウィリアムスを主役にしたミュージカル《ベター・マン》を見た。監督は《グレイテスト・ショーマン》のマイケル・グレイシー監督。おもしろくないわけがない。
 映画で、ロビー・ウィリアムスは、なんと猿として描かれる。ぶっ飛んでる。スピード感、自然なCGI、曲はこれまでのヒット作のベストセレクション。極上のエンターテインメントだった。




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