3本のライヴをやりきって、次のライヴまでひさしぶりに3週間空く。インプットの時だ。
『ボレロ 永遠の旋律』のロードショーを見た。
こんなに耳を澄ませて映画を見たのはひさしぶりだ。衣ずれ、足音、風、波、鳥のさえずり、それらが全部〈ボレロ〉のメロディやリズムの誕生をを予感させる。
〈ボレロ〉を知ってる人は多いだろう。ピアニシモから始まり、同じメロディを繰り返し、少しずつ少しずつクレッシェンドしていき、フォルテシモまで行って最後にダイナミックに転調して一気にエンディング。最初に聴いた時は震えた。
昔、モーリス・ベジャールの振り付けで、ジョルジュ・ドンが踊る『ボレロ』の舞台を見に行った。YouTubeに動画があった、肉体が神々しいまでに美しかった。
ラヴェルといえば、以前出版した短編集『Shape of Love 愛というかたち』に収録した『Shape of Love』で、〈亡き王女のためのパヴァーヌ〉を登場させたっけ。
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