アコースティック・ギター1本でライヴをやる時、イントロの長さ、ブリッジの長さ、アウトロの長さには気を使う。
長すぎるイントロは必要ない。歌のイメージやカラーやテンポをお客さんに伝えるのがイントロの役目だから。ブリッジもそう。アウトロは、歌の内容が十分にお客さんに伝わったことが感じられたところで役目を終える。
大事なのは、アコギだけでもちゃんとグルーヴやうねりを出すこと。6弦から1弦までを漫然とストロークするだけでは、ギターは歌わない。
アコギ1本でやる時に一番大切なことは、“十分なタメ”だ。そのタメで、ギターに歌心が生まれる。
そんなことを考えながら、来週に始まるツアーのセットリストを練っている。
photo : Yukari Watanabe
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