2022年5月14日土曜日

THE SYAMISENISTを聴いて高橋竹山を想う

  いつも応援してくれている人から、THE SYAMISENISTのアルバム【re:tokyo】をいただいた。三味線を弾く若い2人とドラムのユニットで、THE SYAMISENISTは造語で「しゃみせにすと」と読むのだろう。
 若い感覚でバリバリに三味線を弾く。そのサウンドは世界の音楽シーンまでひとっ飛びだ。

 昔、初代の高橋竹山のライヴを見に行ったことを思い出す。そんじょそこらのギタリストがかなわないほどの早弾きだった。まるで木枯しのような音だった。どこかケルトの匂いがした。三味線がマイナー・キーのサウンドだからか。
 高橋竹山には寡黙なイメージがあったが、曲と曲の間に挟む朴訥とした津軽なまりのMCは、抱腹絶倒のおかしさだった。まさにエンターテイナーだった。

 以前、京都で尺八の方とジョイントしたことがあった。その動画〈小山卓治&冴沢鐘己 with 伴英将〉はYouTubeにアップされている。尺八はまさに風の音だ。
 そうそう、2013年に西表島でライヴをやった時、打ち上げで地元の人が三線を弾いてくれたっけ。三味線とは違う音色がとても心地よかった。




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