YouTubeで偶然見つけた動画『スーザン・ケイン 内向的な人が秘めている力』を見た。
アメリカ人といえば、明るくて外交的でフレンドリーな人が大半というイメージがある。それに対してアメリカ人のスーザン・ケインが「実際には三分の一が内向的で、内向的であることのよさ」を語る動画は、意外だったがすごく腑に落ちた。
著書『Quiet 内向型人間の時代』を読んだ。動画をさらに深掘りした内容に、深くうなずいた。
自分が外向型か内向型かと聞かれれば、100パーセント内向型だと断言できる。子供の頃は軽い引きこもりでもあった。
もっとも、曲を作ったりする人間は、ほぼ内向型だと思っている。ステージに出る時も、自分の中で「えいっ!」と気合を入れないと、とても歌えない。
だがもちろん音楽は1人で奏でるだけのものではない。ライヴもそれを支える人たちがいるし、1人だけで作り上げた曲を、大きなものに、多くの人たちに届く作品にするためには、レコーディングやバンドとのプレイなどの共同作業が必要になる。必要じゃないのはスナフキンだけだ。
そのバランスの大切さも、本には書かれてあった。
ふと連想したのが、映画『ウォール・フラワーズ』。内向的な青年が、出会いによって少しずつ心を開いていく。ラスト・シーンはすばらしく美しかった。
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