物語の形で歌を作る場合、一瞬だけをとらえる歌と、歌の中で時間が経過する歌がある。
ほぼリアルタイムに時間が流れる歌だったら、〈天使の歌う朝〉は、徐々に夜が明けていく時間をたどっている。〈靖国通り、月曜の午後〉は、薄曇りから陽射しが出て、最後には雨が降ってくる。
〈光が降る〉は、季節が過ぎていく。
個人的な思い入れでは、間奏で30年くらい過ぎる歌もある。
もっともこれは俺の中での感覚だから、自由にとらえてくれればいい。
主人公の立ち位置を決めれば、歌詞に歌い込めなかったとしても、そこには必ず過去が存在して現在があり未来がある。それを踏まえた歌詞でなければ歌に穴が開く。
オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■フォトグラフ
2020/11/22 阿佐ヶ谷 harness
〈昼公演|Piano Songs & Friend’s Songs〉
〈夜公演 |恋の歌とか友の歌とか〉
photo : Yukari Watanabe
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