2020年2月11日火曜日

ジョイント・ライヴ 共鳴させるか、あえてぶつけるか

 初めてのシンガーとのジョイント・ライヴのセットリストは、いつも頭を悩ませる。
 今週末にライヴをやる佐藤亙君は、ビードローズのボーカリストで、アルバムを1枚もらって聴いた。去年9月の染谷俊君と3人でのイベントでは、音を合わせた。
 亙君の歌には、俺と共鳴するエッセンスをたくさん発見する。俺のセットリストで、彼のライヴと綺麗な和音を奏でるか、あえて不協和音を楽しむか、ふたつの方法がある。どちらの方がお互いにとって刺激的だろう。そして亙君のお客さんは、どちらを楽しんでくれるだろう。そんなことを考えながら、曲を並べては並べ直している。

 亙君の歌を聴いていて、ひとつ気づいた。同じようなテーマや気持ちで歌を作った場合、俺の方がちょっとだけテンポが速い。その“ちょっと”の分だけ、俺の気が短いんだろうな。
 白浜久 Projectで、〈Yellow Center Line〉を白浜さんがアレンジした時、「白浜さん、ちょっとテンポが速いよ。少し落とそう」と提案した。
 その“ちょっと”の分、白浜さんの気が短いんだな。

〈小山卓治 × 佐藤亙〉
2月15日(土)東京 阿佐ヶ谷 harness

photo : Yukari Watanabe


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■オフィシャル・インタビュー
2時間にわたって2019年を振り返った。


photo : Masashi Koyama


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