2025年7月4日金曜日

北海道へ!

  去年は行けなかった北海道のライヴを決めた。

〈小山卓治 ワンマンライヴ 2025〉
■11月8日(土)北海道 札幌 Blues & Rock Bar STORMY MONDAY(ストーミーマンデー)

〈小山卓治 ワンマンライヴ with 深見順也〉
■11月9日(日)北海道 真駒内 純喫茶 はま灯台

 詳細は近日中に告知する。楽しみだ!


 写真は、札幌の大通公園にあるイサムノグチの彫刻「ブラック・スライド・マントラ」。後ろに階段があって、滑り台になっている。
 小雨が降っている時に滑ったら、滑りすぎてお尻をしこたま強打した。


Photo : Takuji


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2025年7月2日水曜日

今週末は、阿佐ヶ谷harnessで鎌田ひろゆきと

 恒例の鎌田ひろゆきとのジョイントライヴが今週末に開催。

 《Well 2 -Songs of 40 years-》+ セレクトした10曲ずつを歌う、六本木 CLAPSと西荻窪 Live Spot Terraの間のライヴ。その2日のセットリストとかぶらない選曲と考えると、かなりレアな選曲になるかもしれない。
 いっそのこと、レア曲に振り切ってみようかな。たまにはそういうのもおもしろそうだ。

〈小山卓治 × 鎌田ひろゆき〉
■7月5(土) 東京 阿佐ヶ谷 harness
開場 18:00 開演 18:30
予約は、阿佐ヶ谷 harnessへ
hiroyukikamata88@gmail.com




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2025年6月30日月曜日

サンキュー、いわき、弘前!

 1年ぶりの東北。すっごい盛り上がった。
 東京のライヴしか見たことのなかった人が、「『た〜く〜じっ!』っていうアンコールの(男性の野太い)声は、東京だけじゃないんですね」と驚いていた。
 全国どこへ行っても熱いコールを受ける。本当に俺は幸せ者だ。

 また来年行くよ。必ず!


■いわきセットリスト

01.ダリア
02.HEAT OF THE NIGHT
03.雨の音を聴きながら
04.PrimaとNoir
05.家族
06.ばあちゃんごめんね
07.いつか河を越えて
08.こわれた自転車
09.手首 [with ストウタカシ]
10.汚れたバスケットシューズ [with ストウタカシ]
11.Gallery [with ストウタカシ]
12.西からの便り [with ストウタカシ]
13.傷だらけの天使 [with ストウタカシ]
14.Aspirin [with ストウタカシ]
15.最終電車 [with ストウタカシ]

E1.種の歌 [with ストウタカシ]
E2.PARADISE ALLEY [with ストウタカシ]

E3.下から2番目の男
E4.嵐からの隠れ場所


■弘前セットリスト

01.少年と風
02.Blind Love
03.HEAT OF THE NIGHT
04.微熱夜
05.雨の音を聴きながら
07.Lucky Guy
08.PrimaとNoir
09.ばあちゃんごめんね
10.冒険が始まる
11.いつか河を越えて
12.ダリア
13.Bad Dream

E1..Aspirin
E2.PARADISE ALLEY

E3.傷だらけの天使




photo : Yukari Watanabe


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2025年6月27日金曜日

中野督夫トリビュート

  督夫さんのパートナー、愛ちゃんからハガキが届いた。督夫さんの4年目の命日に合わせ、3カ所でのライヴが開催される。近くに住んでいる人は、ぜひ足を運んでほしい。
 督夫さんはこうして、今も俺たちの心の中で微笑んでくれている。

 TAKUJI, HISASHI & TOBENのサードアルバムで、センチメンタル・シティ・ロマンスの歌をカバーした。

中野督夫 Facebook




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2025年6月22日日曜日

六本木 CLAPS 29+10 ÷2 +2

  猛暑の中、六本木 CLAPSに来てくれてありがとう!
 予定の20曲に、アンコールを含めて22曲を歌うライヴになった。


photo : Yukari Watanabe


 次回の〈Well 2 -Songs of 40 years- +10〉は西荻窪で開催する。
 詳細と予約は以下をクリック。
 ■7月20日(日) 西荻窪 Live Spot Terra




セットリスト

01.PARADISE ALLEY
02.HEAT OF THE NIGHT
03.夢の島
04.DOWN
05.前夜
06.Once
07.汚れたバスケットシューズ
08.青空とダイヤモンド
09.こわれた自転車

インターバル

10.Midnight Primadonna
11.PrimaとNoir
12.P.M.11:11
13.今夜のアリバイ
14.いつか河を越えて
15.天国のドアノブ
16.Bad Dream
17.Night Walker
18.世界はすばらしい

E1.長すぎる夜と遠すぎる朝
E2.2人のはるか

E3最終電車

E4.Show Time


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2025年6月20日金曜日

明日は、六本木 CLAPS

  明日は、大阪で2日間やった〈Well 2 Songs of 40 years + 10〉の東京での初日。
 CLAPSは途中にインターバルを入れるシステムになっているから、前編、後編でセットリストを組む。2日目になる7/20 西荻窪 Live Spot Terraも踏まえてのセットリストになるから、四つの起承転結で構成する。なかなかの難問だったが、大阪とは違う流れを組んだ。
 準備万端。明日は歌いきる。




 写真は、初めて西本明さんとがっつり組んだ、2023/5/20の六本木 CLAPS。このライヴがあって《小山卓治・夢プロジェクト》が具体的な形になっていった。


photo : Yukari Watanabe


 詳細と予約は、以下をクリック
■6月21日(土) 六本木 CLAPS
■7月20日(日) 西荻窪 Live Spot Terra

 名古屋での〈Well 2 Songs of 40 years + 10〉も決定した。
■11月1日(土)■11月2日(日)
 名古屋 PIANO BAR「Club Adriana」(クラブ アドリアーナ)




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2025年6月18日水曜日

福島県 いわき、青森県 弘前へ!

  今週末には六本木でのライヴを開催するが、その翌週は1年ぶりの東北へ。いつも熱く迎えてくれるから、こちらも気合いが入りまくる。

 以前にも書いたが、いわきでのライヴが決まったきっかけは、burrowsのオーナーで、いわきライヴのオープニングで平凡ズとして歌ってくれている関野さんが、白浜プロジェクトのライヴを見に来てくれ、打ちあげでお話したのがきっかけだ。2022年から毎年行くことができて、今年で4回目になる。
 今年のいわきは、俺のソロにサポートギターが参加するという噂がチラホラ……。

 そして翌日は、5年目になる弘前へ。ここでも熱いファンの人たちが待ってくれている。

 どちらの街も、まだ歌っていない歌がたくさんある。選曲に苦悶しそうだ。でもきっと、必ずいいライヴになる!

 詳細と予約は以下をクリック!
〈小山卓治 ワンマンライヴ 2025〉
■6月28日(土) 福島 いわき市 Music Bar burrows
■6月29日(日) 青森 弘前てふてふ


いわき市 Music Bar burrows photo : Yukari Watanabe


青森 弘前てふてふ photo : Yukari Watanabe


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2025年6月17日火曜日

サンキュー、刈谷、静岡!

  ライヴ前日、愛知県春日井にあるond°(オンド)で、コミュニティFM『伊藤由美子のCozy Space』の収録。以前、2度ライヴをやったところだ。おしゃべりと生歌、「あっち向いてほい」は今回も勝利。

 14日。移動時間に、刈谷市美術館の『レオ・レオーニと仲間たち展』へ。画家として様々な表現をしていく中、絵本作家として世界に知られるようになる。かわいいネズミのイラストを見たことがある人は多いんじゃないかな。

 刈谷サンダンスで高橋研さんと合流。ひさしぶりな感じがしないのは研さんの人柄か。
 それぞれのソロの後は、マスターのカホンも交えて大盛り上がり。
 ライヴ後は特大ハンバーガーにかぶりつく。

 15日。静岡県でのライヴは焼津や藤枝では何度もあるが、静岡市でやるのは10年ぶりになる。
 『風の街』といえば、俺たちの世代だと、山田パンダさんのヒット曲のタイトル。やはりフォークソング一色の店だった。
「フォークシンガーの血が騒ぐよな」と研さんと話した。
 この夜のライヴも大盛況。歌えて幸せだった。

 この2本のライヴを企画してくれた大橋夫妻、土性君、そして伊藤さんに大きな感謝を。そしてもちろん会場に来てくれた人たちに俺たちからも大きな拍手を、また会いましょう!


刈谷セットリスト

01.気をつけた方がいいぜ
02.Shape Of Life
03.いつか河を越えて
04.Midnight Primadonna
05.PrimaとNoir
06.ばあちゃんごめんね
07.冒険が始まる
08.ダリア
09.Aspirin
10.カーニバル

E1.夕陽に泣きたい [with 高橋研]
E2.ジオラマ [with 高橋研]

E3.傷だらけの天使 [with 高橋研]

E4.メリーアン [with 高橋研]


静岡セットリスト

01.ダリア
02.HEAT OF THE NIGHT
03.Escape
04.雨の音を聴きながら
05.PrimaとNoir
06.ばあちゃんごめんね
07.冒険が始まる
08.ひまわり
09.Bad Dream
10.最終電車

E1.夕陽に泣きたい [with 高橋研]
E2.ジオラマ [with 高橋研]

E3.傷だらけの天使 [with 高橋研]

E4.メリーアン [with 高橋研]










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2025年6月11日水曜日

まるで印象派

 公園を散歩していて、何気なく撮った写真なんだが、水面がルノワールの筆触分割みたい撮れていた。ルノワールも、こんな風に風景を捕らえていたのかな。

 小学生の頃の図画の授業に水彩で絵を描く時、パレットで絵の具を水でとくのではなく、絵の具をそのまま筆で画用紙に気ままに乗せていたら楽しくなってきて、ペタペタと塗っていたら、ある先生は「おもしろいね」と言ってくれ、ある先生には「何だこれは。ちゃんと描きなさい」と怒られた。
 未来の画伯がこの世から消えた時だった、なんてね。


Photo : Takuji


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2025年6月9日月曜日

愛知、静岡、そして福島、青森へ

  今週末は名古屋と静岡へ。高橋研さんとのジョイントライヴ。あいかわらずの「音楽三昧おもしろ旅」になるだろう。
 俺は前乗りして、コミュニティFM『伊藤由美子のCozy Space』に出演する(もはや準レギュラー)。今回も2曲ほど生演奏する予定だ。

 詳細は以下をクリック
 6/14(土)愛知 刈谷サンダンス
 6/15(日)静岡市 LIVE BAR 風の街

 2019年。研さんと東北3県を回るライヴをやった。青森のライヴに来てくれたお客さんに声をかけてもらったのがきっかけで、2021年から青森県弘前市でのライヴを毎年やれるようになった。
 今年も、福島県いわてと弘前に行く。みんなに会えるのが楽しみだ。

 詳細は以下をクリック
 6/28(土)福島 いわき市 Music Bar burrows
 6/29(日)青森 弘前てふてふ


 昨日、書き忘れていた。
 〈熊本応援ライヴ〉の売り上げ、¥87,500を「熊本城 災害復旧支援金」に送る。いつもありがとう!






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2025年6月8日日曜日

サンキュー harness!

  19回目になる〈熊本応援ライヴ〉は、ソールドアウトで大盛況だった。
 男性限定のリクエストを募るライヴだから、いつもとは違う雰囲気のセットリストになった。

 次のharnessは、7/5(土)の〈小山卓治 × 鎌田ひろゆき〉。遊びに来てね。


 そして昨日から告知を始めたライヴは、Wonder 5とのバンドライヴ!

〈Takuji Oyama 68th Birthday Special Live 〉
■9月15日(月祝) 神奈川 新横浜 LiT


セットリスト

01.2人のはるか
02.プロポーズ
03.冒険が始まる
04.オリオンのティアラ
05.Yellow Center Line
06.南十字星
07.ただアイシテル
08.予感
09.夜の始まり
10.さよなら恋人
11.靖国通り、月曜の午後
12.Natural Woman
13.おまえはゴージャス
14.Hot Butter
15.世界はすばらしい

E1.嵐からの隠れ場所
E2.PARADISE ALLEY

E3.そして僕は部屋を出た
E4.Night After Night

E5.朝まで待てない


photo : Yukari Watanabe




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2025年6月6日金曜日

TAKUJI, HISASHI & TOBEN ダビング完了

  先々週に続き、白浜宅のスタジオでダビング作業。全9曲、アコースティックギター、ボーカル、コーラスを録り終えた。あとはトーベンさんのダビング作業が少し残るのみ。完成間近だ。

 相変わらず心を許してくれない、猫の「みかん」。

 そして明日は、阿佐ヶ谷harnessで〈熊本応援ライヴ〉。たくさんのリクエストをありがとう。楽しんでね。




Photo : Takuji


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2025年5月31日土曜日

渋谷 実写アドベンチャープロジェクト

  実写版ゲーム〈428 〜封鎖された渋谷で〜〉がリリースされて17年。今でも人気のゲームだという。
 演技はズブの素人の俺を、主要登場人物の1人として抜擢してくれた総監督のイシイジロウさんが、新たなプロジェクトをスタートさせた。
 〈428〉の撮影現場で最初にお会いして、最後のシーンも一緒だった、北上史欧さんの出演が決まっている。
 4/28にスタートしたクラウドファンディングは、3日目にして目標¥5,000,000をはるかに超え、これを書いている段階で、¥17,866,642!
 ゲームファンのパワーはすさまじいな。
 クラウドファンディングサイトにある「最新レポート」の「応援メッセージ」に、俺のコメントを掲載していただいた。のぞいてみてね。




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2025年5月30日金曜日

対談 小山卓治 vs. 内藤 順司 Part 4

 DVD《MANY RIVERS TO CROSS》関連の書き込みは今回で最終回。長い文章を読んでくれてありがとう。
 そして改めて、内藤順司に感謝。


《MANY RIVERS TO CROSS》全編公開(YouTube)


■旅の終わり。そして未来へ

内藤:ここ何年かは、スケジュールの空きがあればずっと編集してた。去年の9/27のバンドライヴが終わって、その段階である程度すべての映像がそろったから、10月の頭に1週間くらいスケジュールの空きがあった時、もう一気にみたいな感じで編集した。7連続徹夜っていうのはオーバーだけど、3時間とかは寝てるけど、起きてる間はご飯を食べてる時もずっとやってた。そこまで熱情が持つんだ。ここまで没頭できるんだっていうのは20年振りで、自分でもびっくりしたよ。

卓治:ロードの部分をモノクロにするっていうのは、最初から決めてた?

内藤:迷ってはいたけれど、純粋なモノクロにするか、彩度を落としたカラーにするかを悩んでただけで、企画の時からロード部分はモノクロ、バンドの部分はカラーって考えてた。カラーも最初の方はちょっと彩度を落としたカラーにしたけど、最後はフルカラー。ほとんど分かんないかもしれないけど、微妙に50パーセントカラーのところもある。きめ細かく手をほどこしてる。
 大きな流れで最後に気にかけたのは、今までの王道の小山卓治っていうものと、今現在の小山卓治というものと、あとほんの少しでもいいから、未来に対しての小山卓治みたいなのが表現できてれば俺にとってマルだと思ってた。
 バンドのフルバージョンで〈真夜中のボードビル〉と〈失われた週末〉が入ってるっていうのは、勝手な俺の思いこみだけど、この2曲に俺は未来を感じたんだ。THE CONXから始まって歴代のバンドがあって、今のバンドのこの音に未来を感じた。だから構成的にこの2曲はフルでちゃんと見せたいと思った。

卓治:内藤から最初にもらった構成案を改めて読んだんだけど、構成案通りの絵がちゃんと撮れてるんだよね。撮影が始まる前の段階では、まあ、こんな風にはならないんだろうなあって思ってたんだけどさ。キーワードの「歩く足とギターケース 流れる景色と雲 煙草を吸うアップ 街をうろつく 口走る言葉 楽屋 リズムを刻む足 怒濤のライヴ」とかさ、意外とちゃんと撮れてる。

内藤:俺の場合は最初にイメージを固めて、そういうのは見ないようにしてた。でも全部あるね。

卓治:あとさ、構成案では、ラストのエンディングの曲が〈祈り〉になってた。でもその段階では〈祈り〉を改めて歌うつもりはなかったんだよね。ところが《Operetta Of Ghosts》を作った時に〈祈り〉をレコーディングして、それが採用されちゃったんだよ。不思議な流れだなと思って。

内藤:不思議だよね。構成を考えてた時、何となくつながりとして最後に〈祈り〉っぽくなったから書いただけだったんだよ。あんまり深くはなかった。《Operetta Of Ghosts》の〈祈り〉のレコーディングも俺行ったじゃん? あの時、サウンドがアイリッシュっぽくなってたから、音だけ聴いてたらエンディングではないなと思ったんだ。で、また新たなエンディングを考えなきゃ、とか思いながら、ある時ざっくりと編集してて、ちょうど《Operetta Of Ghosts》のCDあるし入れてみっかと思ってやってみたらピタッとはまった。自分でも予想外に。

卓治:オープニングの〈New York Concerto〉もそうだよね。構成案では、オープニングは心臓の音から入るってイメージで書いてあって。

内藤:〈New York Concerto〉がそのイメージに近かったから、それをそのまま使わせてもらった。穴井マジック(リミックス)があったけどね。そうやって2人が意識外のところで反響し合いながらできたんじゃないかな。

卓治:メドレーから〈Aspirin〉に行って、そこで終わるかと見せかけてからのくどさ加減といったら。

内藤:(笑)ほんとくどいよな。

卓治:普通、あの流れでいったら〈Aspirin〉で終わりだろ。そこから20分あるんだぜ。

内藤:DVDだと、普通は特典映像とか考えるじゃん。でもこれはひとつの作品だと思ってるから、言ってみれば〈Aspirin〉で本編終わりで、そっからアンコールみたいな感じ。小山ちゃんも、倒れながらくたばりながら、小山ちゃん自身のアーティスト活動もくどいからさ。

卓治:(笑)そういうまとめ方するか?

内藤:エンディングも、テロップが流れて、もう小山は出てこないだろうと思ってると、また出てくる。あれはさすがに俺もしつこいかなと思ったけど、あえて。

卓治:トータルでどのくらい撮ったの?

内藤:膨大な量だよね。見るのもいやだ。200時間くらいか。

卓治:すげえな。そりゃあ見返したくないよな。

内藤 200時間が103分でしょ。そんな大したことないよね。
 ビデオのためのライヴじゃないから、あくまで音楽活動の流れの中で、予定してあっても、予定外のことが起きる。それが面白いよね。小山ちゃんのエッセイにもあるけど、ゴールの見えないスタートを切って、どうにかたどり着いたなって。たどり着くもんだなって思った。でも妥協がない感じでたどり着けたよ。出さなきゃいけないんだみたいな締切とかなく、それがピタッと20周年のタイミングになって、納得する形で出せるから。みなさん疲れるかと思いますけど。

卓治:長いし、くどいぞ。

内藤:長く感じるのかな? 俺も小山ちゃんも何100回と見てるから、次のシーン次のカットまで全部憶えてるからね。
 俺は個人的に、〈汚れたバスケットシューズ〉が一番好きなんだよね。20年の軌跡もあるし、今回のアルバムにも入ってるし、俺の気持ちともピッタリ合ってる。「今さら互いを思いやったりなんかしないけど」ってところを聴いて、俺はすべてが救われるんだよ。




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2025年5月26日月曜日

手塚治虫『火の鳥展』

  手塚治虫の『火の鳥展』を見に六本木へ。
 全シリーズから厳選されたものすごい量の生原稿が展示されていた。筆圧が伝わってきて、ホワイトで修正した跡などもリアル。迫力がすさまじかった。

 俺の世代の手塚治虫の始まりは『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『ワンダー3』(Wonder 5の命名はここから来ている)などなど。
 5つ年上の兄の影響で、青年誌に掲載された作品もかなり読んだ。『きりひと讃歌』『アポロの歌』『人間昆虫記』などなど。
 そんな膨大な作品の中で、やはりダントツにすばらしく、恐ろしくスケールがでかい最高傑作が『火の鳥』だ。
 圧倒されっぱなしだった。




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2025年5月24日土曜日

TAKUJI, HISASHI & TOBEN ダビング

  白浜さん宅へお邪魔して、TAKUJI, HISASHI & TOBENのサードアルバムのダビング。ボーカルを1曲とコーラスを4曲収録。全体像が見えてきた。9曲入りで、秋のライヴからリリースする計画だ。

 前回、5/6に掲載した、白浜さんが俺のギターを調整してくれている写真の、扉の向こうに小さく猫の「みかん」が写っているのに気づいた人はいる? なかなか人慣れしてくれない猫だけど、何度か通っているうちにやっと近くまで来てくれるようになった。

〈TAKUJI, HISASHI & TOBEN 2025 at Tokyo〉
〈TAKUJI, HISASHI & TOBEN 2025 at Osaka〉
〈TAKUJI, HISASHI & TOBEN 2025 at Fukuoka〉

新しいライヴの告知もスタートした。
〈小山卓治🌻Natsuki〉




Photo : Takuji

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2025年5月21日水曜日

《小山卓治・夢プロジェクト》レコーディング

  12時間におよぶレコーディング。3曲が、すばらしいアレンジとプレイでよみがえった。みんなに聴いてもらえる日が待ち遠しいよ!


Photo : Takuji


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2025年5月19日月曜日

対談 小山卓治 vs. 内藤 順司 Part 3

 《MANY RIVERS TO CROSS》全編公開(YouTube)

■旅路の向こうに

卓治:このツアーの最中にニューヨークのテロが起きて、それがホテルのシーンにかなり濃く刻まれたよね。最初のミーティングで、ツアーやりながらストーリーが生まれれば、なんてことは話してたけど。

内藤:撮影の時っていうのは、20年間やってきた中で、こっちにも間合いがあるんだよ。写真の場合は瞬間だから、あんまりびったり行くと本人もだれてきちゃう。あえて距離感を撮るっていうのがあるんだよね。距離感を間違えると、撮れなくなっちゃう。すごくフレンドリーな写真は撮れるんだけど、それが小山卓治のアーティスト像としてふさわしいかっていったら、やっぱり違う部分もある。アーティストとしてのエッジが、小山卓治像が効いてるものを撮る。だけどしょっちゅうあるわけではないじゃん。詞もそうだけど、ずうっと〈Aの調書〉みたいなこと考えてるのかっていったら、そうでもないわけじゃん。腹へったなとか、花が綺麗だなとか。そういう普通の人間のところに、ところどころ出てくるものだから。
 ビデオの場合は撮ってる間中の時間があるからね、ずうっと撮り続けてないと、その1秒先に何を言うか分からないし、とにかく会ってる間中回してなきゃっていう。多分小山ちゃんも疲れたと思うし、俺も疲れた。何で俺はこの男をストーカーみたいに追い続けなきゃいけないの、嫌だよって思いながら。
 ホテルのシーンは、アイデアとして考えてたんだけど、とにかくその時その時のことは全部撮り続けてる中で、たまたまアメリカの報復が始まった時に神戸の夜、ホテルで撮った。
 あの2001年のホテルのシーンは、小山ちゃんともけんけんがくがく、入れるべきかどうかってやったよね。作品にする時には、風化したりリアル感がなくなったりするだろうから、撮ってる時から、これは使わないなっていうのがあった。だけどまとめてる時に、その根っ子にあるものっていうのは全然風化しないんだよね。10年後に見たら、そこの部分は懐かしい感じだけしか残らないかもしれないけど、2003年の今はもっともっとひどいことになってるし、これは俺たち1人1人の人間がどう感じるかっていうことの、ひとつの例だし。
 それと同じ理由かどうか分かんないけど、たまたま路上の〈傷だらけの天使〉もあんなんなっちゃった。そういう予定外のことってたくさんあったよね。

卓治:関西方面の3日間のことは、たつのすけも言ってたよ。「濃い3日間でしたねえ。長ーいツアーに出てたみたいだった」って。大阪のライヴが終わってロケがてらバーで飲んで、そのまま車で走って名古屋に着いて、誕生日だっていうんで、また飲みに行って。大阪と名古屋で飲み屋のハシゴしたんだよ。

内藤:ライヴ終わった後も、必ず部屋で試写会やるじゃん。そこでも飲むでしょ。はしょって見ても2時間くらいかかるから、夜中の3時とかになるじゃん。それからまた飲みたくなって出かけてたからさ、飲んでることしか思い出せない。撮ってる時だけはテンション上がるから関係ないんだけど。たった3日だったけど3ヶ月くらい行ってたような。

卓治:長かったなあ、あの3日間は。

内藤:濃かったよ。滅茶苦茶だったよね。でも楽しかった。やっぱりああいうことやんないとね。

卓治:名古屋の楽屋のシーン、「俺たちも家に帰ろう」も、あの時だよね。

内藤:(笑)そうそう、心の底から出たよな。ああいう、ふと楽屋でもらした言葉みたいなのがあるから、ずうっと撮っとかないと。ほぼ99パーセントは、つまんないこと言ってんだけどね。
 1曲目の〈傷だらけの天使〉は、2002年の夏前くらいまでにはほぼ完成してた。実際コンサートでもオープニングだったし、立ち上がり方はオープニングっぽいと思ってた。だから9/27のアンコールの〈傷だらけの天使〉は、俺はもうなしだなって思ってたわけ。でも6年ぶりのバンドライヴの〈傷だらけの天使〉と、2度目のバンドでの〈傷だらけの天使〉と、同じ楽曲でもこれだけテンションが違うんだよ。アンコールだったっていうのもあるけど、バンドの連中の生き生きとしたサウンドだとか、同じような歌い方してるんだけど、最後に「サンキュー!」って言うところがね。ツアー最後の「サンキュー」の、自信にあふれた言い方が画面にグッとくるんだ。
 これでもう〈傷だらけの天使〉はOKと思ってたら(笑)、スタッフたちに先に曲順表だけ見せたら、すごい批判された。

卓治:(笑)だって〈傷だらけの天使〉が3回入ってんだもん。

内藤:スーパーバイザーの小沢さんにも「こんなのありかよ。だったら他の楽曲入れられただろ」って言われた。そんな勝手にはいかないよ。ひとつの流れがあるんだから。
 でもあの時のストリートライヴは、まさかこっちは〈傷だらけの天使〉を歌うなんて思ってなかったからね。

卓治:そういや、なんであそこで〈傷だらけの天使〉を歌っちゃったんだろうな。

内藤:(笑)それは誰にも分からない。なぜあんなことになってしまったのかも分からない。予定外のことまで計算できなかった。そういうことだってあるんだよ。ある意味、壊れた小山卓治だよね。

卓治:とうとう最後に壊れちゃった。

内藤:歌うとは思わなかったよ。それもフルバージョンで。

卓治:やり始めたら止まんなくなっちゃったんだよ。

内藤:でも俺はやっぱり路上〈傷だらけの天使〉からステージ〈傷だらけの天使〉に移るところは感動するよ。名古屋のステージでは、小山ちゃん泣いてるし。

卓治:(笑)泣いてないっちゅうに。泣いてるみたいに見えるから嫌なんだよな。ひでえよ。



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2025年5月18日日曜日

サンキューharness、iNECA!

  2年ぶりにiNECA(スティング宮本 & ヒルマ弘)とのジョイント・ライヴ。
 俺のソロでも、スティングにベースとコーラスで参加してもらった。以前バンドでプレイした歌だから、アンサンブルもばっちりだった。
 アンコールでは、2人ともボーカルとコーラスができるから、美しいハーモニーが生まれた。

 スティングと「ツアーに行きたいね」と話した。実現したら楽しいだろうな。

 次の阿佐ヶ谷harnessは、来月の〈熊本応援ライヴ〉。男性からのリクエスト、まだ受け付けているよ。

以下をクリック!
〈熊本応援ライヴ〉
■6月7日(土)阿佐ヶ谷harness


セットリスト

01.Shape Of Life
02.Night Walker
03.雨の音を聴きながら
04.P.M.11:11
05.ダリア
06.手首 [with スティング宮本]
07.いつか河を越えて [with スティング宮本]
08.汚れたバスケットシューズ [with スティング宮本]
09.Hustler [with スティング宮本]

E1.傷だらけの天使 [with iNECA]
E2.マジックアワー [with iNECA]
E3.種の歌 [with iNECA]




Photo : Konchan


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2025年5月15日木曜日

レコーディングメンバー発表

  昨日、スタジオに入り、第2次レコーディングのリハーサルを行った。以下がそのメンバー。

西本明(ピアノ&アレンジ)
江口正祥(ギター)
田口政人(ベース)
吉浦芳一(ドラム)

 ピンと来る人もいるだろう。ギター、ベース、ドラムの3人は、尾崎豊君がデビューした時のバンド、ハート・オブ・クラクションのメンバーだ。
 西本さんとハート・オブ・クラクションが組んだのは、尾崎君のアルバム《壊れた扉から(1985)》以来ということ。40年ぶりのタッグになり、それが俺のレコーディングということになる。

 3曲をプレイ。すごいサウンドになった。
 曲を作った20代の自分に聴かせてやりたいと思った。「おまえが67歳になったら、こんな素敵なことが起きるんだぜ」と、肩をどやしてやりたい。
 レコーディングは、来週だ。

 さらにご機嫌なお知らせ。
 8/9(土)原宿クロコダイルでの《西本明ナイト》にゲスト出演する。尾崎君の歌も歌うが、昨日のメンバーで俺の歌を披露する。

 なんと言えばいいか、どんどんおもしろくなっていく。どんどんすごくなっていく。どんどんでかくなっていく。






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