2018年8月31日金曜日

〈RED & BLACK〉更新

 以前から要望があった、アルバム《はるか》と〈南十字星〉のコード譜を、オフィシャル・サイト〈RED & BLACK〉〈Score〉ページに掲載した。ギター小僧たちは、のぞいてみてね。
 そして、以前〈Soul Relation〉というサイトに掲載していたコラム「矢を、射る」を、アーカイブとして〈Essay〉ページに掲載した。



2018年8月28日火曜日

触れあう魂

 出会い頭にライヴをやって、お互いの簡単な歌を持ち寄って楽しくセッションする。
「いやあ楽しかったね。またそのうちやろうよ」なんてライヴは、やりたくない。一瞬でも、お互いのシンガーとしての魂に触れるようでなければ、やる意味がない。
 山口岩男君とのセッションは、お互いの音楽のルーツ、そこからたどってきた道のり、今と未来を感じることができた。

 そして次がある。10/27 阿佐ヶ谷harness、ゲストではなくジョイント・ライヴ。もう一歩、踏み込める。

photo : Masashi Koyama


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■ライヴビデオ 〈祈り〉 8/25 横須賀 Younger Than Yesterday


2018年8月27日月曜日

ニール・サイモンの訃報

 ニューヨークを舞台にした作品を数多く書いた作家、ニール・サイモン死去のニュース。男女の洒脱な会話を書かせたら右に出る者はいないだろう。舞台の脚本だけではなく、映画の脚本も多く手がけた。
 『ニール・サイモン戯曲集』は、今も仕事場の書棚に並んでいる。

 反目しあっていた男女が、ふとしたきっかけで一夜を共にする。朝になって我に返った女性が男性に言う。
「昨日のことは忘れて」
「駄目だよ! もう日記に書いちゃった」

 激しく咳き込む女性が男性に言う。
「煙草をちょうだい」
「煙草? 水の方がいいんじゃないか?」
「水じゃ煙が出ないじゃない」

「毎朝走ってるんだ」
「何を追いかけて?」

「息が詰まるような気がする」
「西48丁目にすばらしい耳鼻科を知ってるよ」

「真実はともすると、とても恐いものだから」



2018年8月23日木曜日

横須賀 Younger Than Yesterday

 スカーレット(ギルド F-47)の低音が、だんだん鳴り始めた。

 歌には、それぞれ歌が必要とする、歌が求めてくる、空間の広さがある。狭い場所でもだいじょうぶな歌もあれば、ある程度の広さがないと歌が息苦しくなることがある。
 横須賀 Younger Than Yesterdayは元映画館で、空間がすごく広い。歌がのびのびと空間に広がっていくのを感じることができる。

 ライヴのセットリストには、1曲目からラストまでの、起承転結が必要だ。harnessでのジョイントなど持ち時間が短い場合は、“転”から始めることもある。短編小説のようなニュアンス。
 もうひとつ。歌が持っている物語を続けることで、もうひとつの物語にすることができる。ある歌からある歌につないだ時、意外な相乗効果で、違う物語が生まれる。
 横須賀でも、そんな新しい物語が紡げそうだ。

 ゲスト出演してくれる山口岩男君とのセッションの練習も。
 ギターで歌を作るシンガーには、ギターを弾く時の手癖というものがある。シンプルなコードに装飾音を混ぜたり。ただ、それをセッションのために譜面に起こそうとすると、自分でも「これ、何てコード名なんだろう?」と思うことがある。
 岩男君の譜面を見ると、そんな感じがする。
 横須賀もスリル満点のセッションになりそうだ。

 ステージバックのスクリーンに投影する写真も準備完了。
 きっといいライヴになる。

photo : Yukari Watanabe


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■ライヴビデオ
 8/18  東京 阿佐ヶ谷 harness〈いつか河を越えて〉with 鈴ノ木ユウ

〈ONE〉紹介サイト


2018年8月20日月曜日

鈴ノ木ユウの笑顔、みんなの笑顔

 7年ぶりというブランクをまったく感じさせない、鈴ノ木ユウのライヴだった。40歳を越えても、昔ながらのやんちゃな感じが残っていて、それが素敵に輝いていた。
 ドキドキっだったセッションも、すばらしく盛り上がった。MCも爆笑が続いた。
 「また半年後くらいにやろう」と約束した。楽しみだ。
 写真は、本番前に真剣に〈種の歌〉を練習しているところ。

photo : Takuji


 嬉しいことがふたつ。
 半年ぶりにSMILEYと飲んだ。たまにタブレットに文字を打ち込んでそれを読んだりするが、ほとんどの会話が普通になりたっていた。
 SMILEY、元気だったよ。

 元BACCHUSのドラマーで、今は広島でラーメン店「麺や はやぶさ」をやっている未来から、35周年のお祝いということで、スコッチと、柑橘ストレートジュース「はるか」が届いた。
 7月に広島に行った時は寄れなかったから、次に行く時は、ぜひ食べに行こうと思っている。

7/20 at OTIS!

2018年8月14日火曜日

with 山口岩男 with 鈴ノ木ユウ

 先日ファンの方から、1990/4/8 名古屋 Heart Landでの〈NAGOYA ACOUSTIC NITE〉の映像をいただいた。この夜のライヴがテレビでオンエアされていたのは忘れていた。井口一彦君や山口岩男君などの若い姿が、なんとも初々しいというか、痛々しいというか。もちろん俺もね。
 俺は弦を切りながら〈YELLOW WASP〉を歌っている。歌った後、客席も楽屋も静まりかえった記憶が、ぼんやりとある。

 8/25 横須賀 Younger Than Yesterdayでのセッションに向けて岩男君から届いたのは、とても美しいバラードだ。どんなアンサンブルになるか、楽しみだ。もちろん俺からも資料を送っている。
 
 8/18 harnessでの〈小山卓治 × 鈴ノ木ユウ〉に向けて届いた歌は、鈴ノ木ユウらしい、胸が切なくなる歌。
 ひさしぶりにたっぷり鈴ノ木ユウの歌を堪能し、それから2人のセッションを楽しもうと思う。

photo : Yukari Watanabe


2018年8月12日日曜日

今日がバースデイの、河口修二君の最近

 今日は、ギタリストでシンガーでもある河口修二君のバースデイ。
 メールをやり取りしていて、おもしろいことをしていると教えてもらった。その映像がこちら

 河口君は、Mr.Childrenのツアーでサポート・ギターを弾いていた。
 桜井氏が俺のアルバム《ひまわり》が好きで、以前レコーディングの時に、スタジオに《ひまわり》のアルバム・ジャケットを飾っていたという話を、河口君から聞いたことがある。
 桜井氏は、バンク・バンドでのライヴで〈最終電車〉をカバーしてくれた。
 河口君に渡して、《NG!》と《ひまわり》を桜井氏に贈ったのは、もう10年くらい前か。

 以前、河口君とやったライヴから、〈いつか河を越えて〉の動画を。


photo : Yukari Watanabe


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■ライヴビデオ
 8/5  harness〈クリスタルレインドロップ〉with 鎌田ひろゆき


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2018年8月6日月曜日

〈クリスタルレインドロップ〉with 鎌田ひろゆき

 七夕で盛り上がる阿佐ヶ谷での昼ライヴ。満員のお客さんだった。
 セッションのリクエストでもらったのは〈クリスタルレインドロップ〉。鎌田が追いかけのコーラスを歌った。なかなかうまくいったんじゃないかな。
 映像をチェックしてから、オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉のサイトに掲載しようと思っている。

 鎌田がセッション曲として提案したのは、次のアルバムに収録する歌。
 俺のギターのロー(音の低い成分)を思い切りあげて、ボディを叩くパーカッションで合わせた。これもおもしろいサウンドになった。

 鎌田とは昔から何度も同じステージに立ってきたから、「このジョイントは、もうお互いのためにならないんじゃないか?」なんて冗談も出ていたが、今回はそれぞれハードルが上がって、刺激的なセッションになった。


 次のharnessは2週間後。鈴木祐樹こと鈴ノ木ユウとのジョイント・ライヴ。どんなセッションになるか、すごく楽しみだ。


photo : Yukari Watanabe


 オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■フォトグラフ
4/21 東京 一橋学園 ローリングビーンズ〈 小山卓治ワンマンライヴ 〉
  Photo : takuya
06/09 東京 阿佐ヶ谷 harness〈小山卓治 × 河村博司〉
   photo : yukari
06/22 東京 荻窪 ルースター ノースサイド〈《NG!》35th Anniversary Live〉
  photo : masashi & takuya

■ライヴビデオ
7/28 埼玉 入間市文化創造アトリエ AMIGO〈小山卓治 生声ワンマンライヴ〉
〈世界はすばらしい〉: セッション

〈ONE〉紹介サイト


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2018年8月1日水曜日

難しい宿題

 今週末は、harnessで〈小山卓治 × 鎌田ひろゆき〉。鎌田との年に2回くらいのジョイントは、いつもソールド・アウトになる。嬉しいことだ。

 俺と鎌田でセッションすると、歌が微妙に「♯」する俺と、微妙に「♭」気味の鎌田とで、なかなか声が混じり合わないところがある。
 これまで自分のことを「主旋律の男」と言い切ってきた鎌田が、最近ではコーラスをやるようになった。それを踏まえてか、先日のharness終わりで、お客さんからリクエストをもらった。これは鎌田にとって、合わせる俺にとっても結構ハードルの高い歌だ。
 明日の昼、harnessで鎌田とリハーサルをやることになっている。どうなるか、ちょっと楽しみでもある。


photo : Yukari Watanabe


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