2022年1月15日土曜日

年明けから毎週ライヴ

  未だにコロナで右往左往の日々だが、ライヴは開催する。

1/22(土)阿佐ヶ谷harness 〈小山卓治 × 白浜久〉
 ソールドアウト、キャンセル待ちだが、このご時世でキャンセルもたまにあるから、harnessに連絡を。

1/30(日)江古田マーキー 〈On The Move '22 -Solo–〉
2/04(金)西荻窪 Live Spot Terra 〈On The Move '22 -Trio–〉
 初の渋谷公会堂から35年を記念したライヴ。1/30はソロで、2/4は、サポートにピアノの信夫正彦君、スペシャル・ゲストにサックスのダディ柴田さんを迎える。
 去年の5月にやったダディさんとの最初のライヴを信夫君は見に来てくれた。ダディさんに紹介して、すでに意気投合している。


2/11(金 祝)新横浜 LIT 〈LiT Special Presents 真冬の夜の現-うつつ-2022〉
 去年の8月に山田晃士君の体調不良でかなわなかった、 鬼頭径五との初のスリー・マン。3人でのセッションは、きっと楽しんでくれるとはずだ。

2/23(水 祝) 自由が丘 Mardi Gra 〈小山卓治ワンマンライヴ〉
 マルディグラは1年半ぶりになる。またやることができて嬉しい。

3/05(土)阿佐ヶ谷harness 〈長すぎる夜と遠すぎる朝〉
 今日の発表。harnessでのワンマンライヴ企画として、時間軸に沿った物語をつむごうと思う。最初のシーンは夜明けだ

〈小山卓治ワンマン・ツアー〉
3/11(金)静岡 藤枝 &Sugar + 南瓜
3/12(土)愛知 刈谷市 サンダンス
3/13(日)岐阜 各務原市 ミュージックルーム6-21 
 去年の9月に中止になった藤枝と各務原へのリベンジ・ライヴ。そして「また呼んでくれてありがとう」刈谷ライヴ。

 4月も何本か決まりそうだ。今年は思い切り走る。


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。

■フォトグラフ
〈小山卓治 × 鎌田ひろゆき〉
 12月30日(木)東京 阿佐ヶ谷 harness
 photo:Yukari Watanabe


photo : Yukari Watanabe


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2022年1月10日月曜日

初の渋谷公会堂から35年

   2022年は、1/22の〈小山卓治 × 白浜久〉からスタート。これはすでにソールドアウト。

 1/30と2/4のライヴ・タイトルは〈On The Move 22〉。初めての渋谷公会堂でのライヴから35年を記念したライヴ・シリーズだ。
 江古田マーキーはソロ。信夫正彦君をサポートに、ダディ柴田さんをスペシャルゲストに迎える西荻窪 Terraの一般予約は明日から始まる。
 タイトルにふさわしい2日間にするつもりだ。ぜひ参加してね。

 1987年、渋谷公会堂でのライヴは初のライヴ・アルバム〈On The Move〉として5月21日にリリースされた。
 アルバム・ジャケットの楽屋風景は、実際に渋谷公会堂の楽屋に鏡やソファなどの小道具を持ち込んでライヴ当日に撮影された。ビデオ・クリップに収録されている楽屋の動画もライヴ当日だ。動画監督は井出情児氏。
 午前中から小道具が搬入され、楽屋で歌うシーン、ステージへ向かうシーンなどの動画が撮影された。初の渋谷公会堂で、内心はそれどころじゃなかったんだけどね。

 当時は、すごいタイトな仕事が多かった。
 1985年の渋谷 Live Innでのライヴと動画撮影の日、ライヴの後に夜通し動画撮影が敢行され、朝まで続いたのを憶えている。













Photo : Takuji

2021年12月31日金曜日

今年も1年ありがとう

  コロナ前には年間60本ほどのライヴをやっていた。今年は40本。年の前半はまだコロナが蔓延していたから、やれた方だと思う。
 会場に来てくれたみんな、ライヴを企画してくれた友人、会場を提供してくれたライヴハウス、たくさんの人に心から感謝したい。
 来年は、もっと多くのライヴを企画して、歌を届けに行く。


 来年1/22の〈小山卓治 × 白浜久〉は、ソールドアウトになった。キャンセル待ちは、阿佐ヶ谷harnessに連絡してね。


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■フォトグラフ
〈小山卓治ワンマンライヴ -Thank You! 2021-〉 with 磯辺舞子
12月18日(土)東京 新宿御苑 ライブ&バーRuto
■ラジオ
〈 Aspirin Radio #014〉
オンエア曲
〈白い冬〉(ふきのとうカバー)
〈きんぽうげ〉(甲斐バンドカバー)
〈LIFE VEST UNDER YOUR SEAT〉


12/30 阿佐ヶ谷harness photo : Yukari Watanabe


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2021年12月25日土曜日

「金尾よしろうの音楽魂」ラジオ出演

  白浜スタジオでボーカルをレコーディングしたテイクのラフ・ミックスが届いた。ボーカルが入ったことでギターが差し替えられ、さらにかっこよくなった。サウンドがシンプルだから、言葉がグサグサ刺さってくる。


 先月、白浜さんが出演したラジオの動画がYouTubeにアップされている。
 来年のジョイント・ライヴの前日、俺と白浜さんで出演することになった。

かわさきFM「金尾よしろうの音楽魂」
2022年1月21日(金)12:00 - 13:00
79.1MHZ
ゲスト:白浜久、小山卓治

 「Listen Radio」というスマホのアプリで、リアルタイムで聞ける。2人へのメッセージを送ってね。


 〈小山卓治 × 白浜久〉
2022/1/22(土)東京 阿佐ヶ谷 harness


photo : Yukari Watanabe


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■ライヴ・ビデオ
〈Blind Love〉
〈嵐からの隠れ場所〉
with 磯部舞子 
12/18 東京 新宿御苑 ライブ&バーRuto

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2021年12月21日火曜日

バンドやろうぜ!

  昔、そんなタイトルの音楽雑誌があったな。バンド・ブーム真っ盛りの時代だった。

 2019年、白浜久 Projectのメンバーとして、ソロ・ライヴとFUJIROCK FESTIVALに出演した。その後はコロナで、メンバーが集まることは叶わなかった。

 先日、白浜さんと「新たにバンドをやろう」と話した。シンプルな王道のサウンドを目ざす。
 白浜さんに俺の歌の資料を3曲送っていた。そのアレンジが完成してオケが届いた。明日、ボーカルのレコーディングのために白浜スタジオへ行く。
 バンドは、ソロとはまったく違うベクトルで気持ちが燃える。思いっきりシャウトしてくる。


2022/1/22(土)東京 阿佐ヶ谷 harness
 〈小山卓治 × 白浜久〉
そろそろソールド・アウト。


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2021年12月20日月曜日

ハオルチアを育てる

  モンステラと同じ頃からベランダで育て始めたハオルチア。
 最初はツヤツヤして形も綺麗だったんだが、水をあげすぎたのがあげなさすぎたのか、陽に当てすぎたのか当てなさすぎたのか、ちょっとかわいそうなルックスになってきた。
 なので、くまパン園芸に仕立て直してもらった。ちょっと小さくなったが、かわいく復活。その模様はくまパン園芸のYouTubeで見てね。
 育てるのって、やっぱり難しい。


Photo : Takuji


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2021年12月19日日曜日

2021年ラスト・ソロ・ライヴは、ベチコと

  客席は満席だった。やっとこれだけのお客さんに来てもらえるまでになった。本当に嬉しい。

 ベチコと2人でやるのは、去年5月の阿佐ヶ谷harnessからの配信、ライヴとしては2019年9月の千葉 佐倉 Soba Cafe 3○1以来になる。
 新曲を2曲。〈冒険が始まる〉と〈ダリア〉。ライヴで歌うことで、曲が呼吸を始める。最終形に近づいていく。
 今回のベチコとのプレイのテーマは、テンポだった。ライヴを続けていると、なぜか少しずつテンポが早くなってしまう。改めてアルバムのテイクを聴き直し、元のテンポに戻す。どっしりとしたプレイになった。

 今年のライヴはあと1本、30日の鎌田とのジョイント。来られる人は楽しんで。


photo : Yukari Watanabe


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2021年12月15日水曜日

ベチコとのリハーサル

 4時間、じっくりとバイオリンのベチコ(磯部舞子)とリハーサル。
 前回のライヴで河村君と新曲をやったように、今回も2曲の新曲をベチコとプレイする。
 バイオリンが色をつけてくれた。未来が見えた。
 これまでやってきた歌も、細かいチェックをしながらプレイ。サウンドが堂々としてきた。
 2021年を締めくくるソロ・ライヴ、絶対いいライヴになる。

 ライヴはソールド・アウト。キャンセル待ち


東京 四谷天窓.comfort photo : Takuya


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2021年12月13日月曜日

こんなにロッドを聴いているのに

 ロッド・スチュワートを聴き始めたのは、フェイセズからだから、1970年以来になる。
 ロッドの31枚目のソロ・アルバム《ヘラクレスの涙》を聴いている。2018年に全米1位を獲得したアルバム《ブラッド・レッド・ローゼズ》以来だ。ビデオ・クリップでは、76歳になっても相変わらず綺麗どころをしたがえて歌っている。
 しばらくロッドとはご無沙汰していた。2000年代のロッドは、アメリカのスタンダード・ナンバーのカバー・アルバムをシリーズでリリースしていて、それには興味が持てなかった。
 2013年のソロ・アルバム以来のロッドにはブレがない。ちゃんとロッド節を披露してくれている。言い方を変えれば、偉大なるマンネリを堂々と歌い上げている。

 今年の7月から、ライヴのオープニング曲をロッドの〈Faith of the Heart〉にして以来、またロッド熱が戻って来た。
 ロックがどうのとかまったく関係なく、この人は“ボーカリスト”だ。フェイセズ復活の噂もある。ロッドだけは、これからもずっと追いかけ続けることになりそうだ。

 ひとつ悩みがある。これだけロッドを聴き続けているのに、ロッドっぽい歌が俺の中から生まれてこないことだ。あ、でもアイリッシュなテイストはロッドから受け取ったかもしれないな。
 作ってみたい。シンプルな8ビートで、シンプルなメロディで、(綺麗どころをはべらさなくてもいいから)シンプルなラヴ・ソングを。


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■Poster & Graphic 展 2020年
 中止になったライヴのフライヤーも掲載している。

〈ONE〉紹介サイト




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2021年12月9日木曜日

賛美歌だった〈君が代〉

  千葉県佐倉にある、国立歴史民俗博物館へ。『学びの歴史像 -わたりあう近代- 』という企画展へ行った。
 たくさんの資料が並ぶ中での目当ては、明治20年代まで、教科書に今の〈君が代〉と併記されていたという、賛美歌風の〈君が代〉が聴けるというもの。当時、イギリス人のジョン・ウィリアム・フェントンが作曲した〈君が代〉があった。
 QRコードを読みこんでスマホで音声が聴けるようになっていた。びっくりするほど今の〈君が代〉とは別物だった。前半の歌詞だけは同じ。
 洋楽の「ドレミ」のメロディが日本人にはなじめず、その後、今の雅楽風メロディの〈君が代〉が国歌として定められたのだという。まったく知らなかった。


 展示された様々な資料を見ながら、ふと思った。
 企画のテーマを定め、膨大に書庫に収められているだろう資料の中から展示に値するものを選び、これだけの企画展を開催するには、相当な労力がいるだろう。でもきっと、ワクワクしながらの作業なんじゃないかな。
 そんな学芸員に、俺がなる可能性やきっかけやターニング・ポイントが、俺の人生にあっただろうか。
 多分、すごい勉強が好きで、歴史が好きで、学ぶことが好きで、日々コツコツと励み、資格を取得し、がんばってがんばった一握りの人が、この仕事をしているんだろう。
 と考えれば、まあ俺には無理。
 でもそんな人がいてくれるからこそ、俺たちの好奇心はこうして満たされているわけだ。尊敬しちゃうな。

 ちょっとニュアンスは違うが、三浦しをんの『舟を編む』を思い出した。映画にもなっている。


 千葉の佐倉には、いい思い出がある。2017年7月15日、地元の方が企画してくれ、初めてベチコとライヴをやった。たくさんの人が来てくれて、すばらしい夜になった。


photo : Yukari Watanabe


■YouTube情報
〈南十字星〉with 河村博司
12/4 東京 阿佐ヶ谷 harness


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2021年12月7日火曜日

〈Passing Bell〉10000回再生ありがとう

  うちの近所に広い公園がある。その一番見晴らしがいいベンチにiPhoneを三脚で立てて、流れる雲の動画を撮った。それにシンプルに歌詞を載せてビデオ・クリップを作った。
 YouTubeで配信している〈Passing Bell〉が10000回再生を超えた。見てくれたみんな、ありがとう!
 もっとたくさんの人に届けたい。懐かしい友たちに伝えてあげて。

 オフィシャルのYouTubeチャンネルには、多くの動画をアップしている。見てほしい動画がたくさんある。時間がある時にのぞいてね。




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2021年12月2日木曜日

明後日 阿佐ヶ谷harnessで、河村博司君と

  前回のライヴから1ヶ月が空いた。
 アスリートがよく言うセリフで「1日やすんだら取り戻すのに何日もかかる」というのがある。音楽にもそういうところはあるが、喉だけは休ませる期間が必要だ、と俺は思っている。
 それにしても1ヶ月空くと、本番の空気感のようなものを忘れそうになる。これだけはライヴをやり続けない限り、リハーサルでは戻ってこない。

 河村君とは、今年の頭に配信ライヴをやったが、ちゃんとしたジョイント・ライヴとなると、2年半くらい前になる。その間、お互いにコロナで四苦八苦しながら、やっとまたharnessでジョイント・ライヴができる状況にまでなった。

 セッションも楽しみだ。河村君の歌は、いい意味でロックのがさつさがなく、いい意味でロックの繊細さがある。ちゃんと向き合わないとセッションにならない。
 おもしろいエピソードとして、1曲の中に1回しか出てこないコードがあったりする。それも押さえるのがけっこう大変なやつ。普通はそんなことないんだけどね。
 それをクリアするべく、今日も歌と向き合う。

 写真は、ずいぶん前のものになる。2018/6/6 阿佐ヶ谷harnessにて。


photo : Yukari Watanabe


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2021年12月1日水曜日

2022年、新しいトライ

  先日、ひさしぶりに白浜久さんと会った。まだ告知前だが、年始恒例〈小山卓治 ×白浜久〉を1/22(土)に阿佐ヶ谷harnessでやるから、そのミーティング。楽しみなセッション曲などを決めた。

 白浜さんは最近スリー・ピースのユニットでライヴをやっているという。
 田中一郎さんと制作にかかわったTone Bender MKⅡというのが優れものらしく、熱く語っていた。ギタリストのこだわりはすごいな。
 ライヴもやるそうだ。ひさびさにゴリゴリのロックが聴けそう。一郎さんにも会いたいし、俺も見に行く。

2022/2/19(土)高円寺 ShowBoat
18:00 / 18:30 ¥4000 / ¥4500(D別)
THE KIDS(桐明孝侍 / 服部 螢 / 西川貴博)
H.SHIRAHAMA Project(白浜 久 / 服部 螢 / 西川貴博)
田中一郎バンドPSI(田中一郎 / 松本慎二 / ぴのり)

 「今年は何もできなかったけど、来年はまた新しいことをやろう」
 いいね! “新”がつくことをやりましょう!


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■WORDS 心に刻まれた言葉
ジャック・ロンドン 「荒野の叫び声」
田中泰延   「読みたいことを、書けばいい」
フレドリック・バックマン 「おばあちゃんのごめんねリスト」
片岡義男 「10セントの意識革命」
ジョン・クラカワー 「荒野へ」
たかのてるこ 「ガンジス川でバタフライ」

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2021年11月28日日曜日

7時間50分のザ・ビートルズ

  我が家にザ・ビートルズを持ち込んだのは、5歳上の兄だった。俺は小学生。NHKの『みんなの歌』を聴いていた頃だ。エレキ、ビート、シャウト、すべてが初めての体験だった。その衝撃は、未だに消えていない。

 1969年、アルバム《アビイ・ロード》、1970年アルバム《レット・イット・ビー》リリース。
 自分でレコードを買う年齢になった頃には、ザ・ビートルズは解散していた。
 いつだったか憶えていないが、映画『レット・イット・ビー』を見た。個人的な感想だが、解散に向けて無残に空中分解していく4人の姿があった。
 後に知ることになるのが、《レット・イット・ビー》の後に《アビイ・ロード》がレコーディングされ、実質として最後のアルバムは《アビイ・ロード》だったということ。
 あれほどの仲違いの後、名盤《アビイ・ロード》が制作できたということが、どうにも理解できなかった。

 その謎が解けた。
 ディズニー+で公開された『ザ・ビートルズ GET BACK』。映画『レット・イット・ビー』で撮影されたフィルムを50年の歳月を経て新たに編集した作品だ。そのボリュームは7時間50分。

 アルバムのレコーディングと、ずっとやっていなかったライヴを念頭に集結した4人。軽快に音楽を奏でてはいるが、どこかギスギスしている。スタジオの外では、ビートルズやジョンとヨーコに関するゴシップが渦巻いている。
 時間の無駄とも思えるほどカバー曲を何曲もプレイしながら(もちろん編集の仕方だろうが)一転して、名曲の原石が生まれていく。
 ポールが何気なくベースを弾きながら歌い始めたメロディが〈Get Back〉になり、全体の“核”になっていく。

 ジョージがある日、バンドからの脱退を告げてスタジオを去る。以前見た映画『レット・イット・ビー』では、ポールとジョージがアレンジのことであからさまに喧嘩するシーンがあったが、今回の作品ではカットされていた。

 話し合いが持たれ、スタジオの場所を移してまた4人でのレコーディングが再開される。そこではアルバム《アビイ・ロード》に収録されることになる曲が何曲もプレイされる。
 つまり《レット・イット・ビー》だけじゃなく、もう1枚アルバムを作るだけの余力があったということ。
 ちなみに《レット・イット・ビー》は、ザ・ビートルズ解散後にフィル・スペクターのプロデュースでリリースされた。メンバーは仕上げに参加していない。

 『ザ・ビートルズ GET BACK』のラストは、もちろん屋上でのライヴ・シーン。ほぼノー・カット。ザ・ビートルズがいかに優れたライヴ・バンドだったかということが再認識できる。
 以前見た映画『レット・イット・ビー』はそこで終わっていたが、今回は、スタジオに戻って屋上ライヴのテイクを4人で笑顔で聴いているシーンや、ライヴの翌日もスタジオに入って真摯にレコーディングに取り組む姿があった。

 すばらしいパフォーマンス、軽快なジョーク、現場のスタッフの動き、スタジオ機材などなど、時を越えて見ることができ、改めてザ・ビートルズの偉大さを感じた。

 そして思う。ジョンとジョージが、もうこの世にいないことを。




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2021年11月24日水曜日

叫ばなければいけない時

  ブルース・スプリングスティーン & E STREET BANDの新譜《ノー・ニュークス・コンサート1979》。
 恐ろしいほどパワフルだった。映像を見ながら震えた。いや、正確に言うと、震えていたあの頃を思い出した。

 ブルースのサード・アルバム《明日なき暴走》がアメリカで大ヒットした頃、ロンドンでは、ザ・クラッシュやセックス・ピストルズなどのパンクが台頭していた。
 パンクも熱かったが、何かが決定的に真逆だった。赤い炎と青い炎、とでも言えばいいか。


 変わらないことの大切さを、日々思う。
 だがやはり、変化こそが重要。同じテーマで同じ歌を作っていても、まったく意味がない。ブルースだってそう思っているはずだ。

 年齢を重ねるうちに、歌のテーマは“怒り”ではなく、“切なさ”になっていく。
 「世の中なんてひっくり返してやる」と息巻いていた若造は、やがて、自分の力ではどうしようもなく変えられないことが世の中には山ほどあると知り、それでも生きていかなきゃと、前ほどのフットワークがなくなった足でも強く歩き始める、その“切なさ”がテーマになる。
 「世の中を変える」のではなく「自分を変える」ことなのだと気づいた時、人は謙虚になれる。

 〈最終電車〉を世に出した頃、当時の若い男性のお客さんは、1コーラスに出てくる若い男に思い入れてくれた。その同じ男性が、今は3コーラスの酔っ払いの男にリアルを感じている。
 25歳で作った〈カーニバル〉は今も歌える。でも今、〈カーニバル〉のような歌を作ることに意味を感じない。作るなら、違うテイストになるのは当然のことだ。

 シャウトは遠くなった。
 それでも! 叫ばなければいけない時がある。


Photo : Takuji


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2021年11月22日月曜日

魔法の粉

  図書館でたまたま手に取った『世界の民話』を読んだのがきっかけで、改めて『グリム童話集』を読んでいる。『初版』から『7版』まであって、日本で出版されている本にも様々なバージョンがあり、翻訳者も違う。筑摩書房から出ている『完訳グリム童話集 全7巻』にした。
 たまたまだが、『アイヌ神謡集』も読んだところだ。
 ドイツ語ではメルヒェン、英語ではフェアリーテイル、日本語だと伽話。多分ちょっとずつニュアンスが違うんだろう。

 『グリム童話』は残酷、というかシュールなシーンが多いとされる。『シンデレラ』の原作の『灰かぶり』では、金の靴に足を入れるために指を切ったりする。
 浦島太郎と同じシチュエーションの話があって、びっくりした。
 『死に神の名付け親』という話は、初代三遊亭圓朝が落語の噺にしている。

 『グリム童話集』も『アイヌ神謡集』も、口づたえの伝承の物語とされているから、日本神話にも繋がる気がする。
 これらには、曲作りのための魔法の粉が振りかけられている、と感じる。

 挿絵は、ブレーメンの音楽隊。


Photo : Takuji


オフィシャル・ファン・コミュニティー〈ONE〉を更新した。
■ライヴビデオ
2021/7/31 埼玉 入間市文化創造アトリエ アミーゴ
〈真夜中のボードビル〉
〈天国のドアノブ〉


 『水面のあかり』という映画が、11/20からレイトショーで上映されるという情報をもらった。興味がある人はぜひ。


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2021年11月19日金曜日

2021年を締めくくる3本のライヴ

  今年のライヴは、あと3本。
 2021年を締めくくるソロ・ライヴ〈小山卓治ワンマンライヴ -Thank You! 2021-(12/18)〉は、ひさしぶりにバイオリンの磯部舞子(ベチコ)を迎えて、東京 新宿御苑 ライブ&バーRutoで開催する。
 ベチコとやるのは今年の2月以来。新しいアレンジに取り組むつもりだ。
 コロナが収まってきたおかげで、これまで以上に早く予約が入ってきている。心配しないで会場に来てくれてだいじょうぶだよ。コロナ対策は十分にしてある。

 〈小山卓治 × 河村博司(12/4)〉と 〈小山卓治 × 鎌田ひろゆき(12/30)〉は、阿佐ヶ谷harnessに予約してね。








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2021年11月17日水曜日

密かな記念日

  今日は、禁煙して10年目の記念日。10年もたてば、肺もずいぶん綺麗になったんじゃないかな。あの時やめたから、今の声がある。

 2011年を振り返ると、Aloma Black'sとのラスト・ライヴ、ソロでの〈New Days ツアー〉、鳥取でのバンド・ライヴ、沖縄県那覇市と石垣島、石川県加賀、秋田での初ライヴ、新潟でのひさびさのソロ、鎌田ひろゆきと近藤智洋との〈唄旅〉、磯部舞子と天神タケシの初登場。いろんなことがあった1年だった。




photo : Masashi Koyama


石垣島の海 Photo : Takuji


■〈ONE〉更新情報
〈ONE〉のメンバーの誕生日に直接届く、音声と映像のバースデイ・メッセージを新たに作った。メンバーは楽しみにしていてね。


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2021年11月15日月曜日

泣くのはいやだ笑っちゃおう 進め!

 この歌詞に憶えがある人、いるかな。俺と同世代ならいるかも。

丸い地球の水平線に
何かがきっと待っている
苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけど僕らはくじけない
泣くのはいやだ笑っちゃおう
進め!

 「ひょっこりひょうたん島(歌詞:井上ひさし 山元護久 )」のテーマソングだ。
 ふと思い出して改めて思った。とんでもなくポジティブな歌詞だったんだな。子供のための歌はこうでなくちゃいけない。
 ドン・ガバチョとトラヒゲのボケとツッコミに笑い転げた。サンデー先生が金髪なのに違和感はなく、ダンディさんのクールさに憧れたものだ。そのキャラはムーミンでいうスナフキン、ぼのぼのでいうスナドリネコさん。




 子供の頃、NHKの「みんなの歌」で流れた〈勇気のうた〉の歌詞。

熱い砂漠に風が吹き
砂塵にけむる地平線
飲まず食わずに一週間
もう最後かと思う時
勇気が僕にささやいた
倒れちゃだめだ
がんばれと

 突拍子もない設定だとは思ったが、子供のための歌はこうでなくちゃいけない。
 作詞は、やなせたかし氏。まさにアンパンマンの世界じゃないか。


 話は逸れるが、「ひょっこりひょうたん島」の後番組として始まった「ネコジャラ市の11人」のテーマソングは、やたらアバンギャルドでパンクだった。
 手塚治虫の「どろろ」のテーマも、ある意味パンク。
 「鉄腕アトム(作詞:谷川俊太郎)」の後に放映されたのは「ジャングル大帝(作曲:冨田勲)」だった。贅沢だなあ。

今の子供たちは、どんな歌から勇気をもらっているんだろう。


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2021年11月10日水曜日

Bruuuuuuuuuuuuuce!

  ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドが、1979年に出演した〈ノー・ニュークス・コンサート〉のフル・サイズの音源と動画がリリースされる。
 当時は、数曲とダイジェスト映像しか見ることができなかった。でも世界中が度肝を抜かれた。どれほどのミュージシャンが刺激と影響を受けたことか。

 俺も当時、輸入レコードショップで、ブルース・スプリングスティーンの今で言う〈Bootleg〉のレコードを何種類も買い、隠し録りの最悪な音源のライヴを聴きまくった。動画なんてほぼ手に入る時代じゃなかった。レコード盤がよれよれで、レコード針がすごい上下していた。
 ライヴ・アレンジもさることながら、長いMCで何をしゃべっているのか、英語が堪能な友人の家に持って行って翻訳してもらった。あまりに音が悪くて友人も困っていたっけ。
 今では考えられない時代だったな。

 クラレンス・クレモンズがいる。ダニー・フェデリシもいる。
 29歳のブルースがいる。




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