2022年11月19日土曜日

丸の内の「ゲルニカ」

  9月に長野 OREADでライヴをやった時、ステージにパブロ・ピカソの「ゲルニカ」のレプリカが飾ってあった。
 「ゲルニカ」は、ドイツがスペインを無差別攻撃したことを受けて1937年に描かれた壁画で、後に反戦の象徴となった。そこに、三浦久さんの気持ちを感じ取ることができた。
 本物の「ゲルニカ」はスペインにある。その原寸サイズのレプリカが日本にあると知り、丸の内オアゾへ行ってきた。
 同じフロアにディズプレイされていたクリスマスツリーとは真逆の、“黒い”存在感とメッセージが半端なかった。

 ちなみに、ピカソ本人が監修した「ゲルニカ」のタペストリー3枚のうちの1枚が、群馬県立近代美術館にあるそうだ。

 キュレーターで小説家の原田マハの作品『暗幕のゲルニカ』は、ピカソが生きた時代と現代を行き来しながら、サスペンスが展開する。最後の1ページまで、いや最後の1行まで、読み応え十分だった。


photo : Masashi Koyama


Photo : Takuji


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