ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドが、1979年に出演した〈ノー・ニュークス・コンサート〉のフル・サイズの音源と動画がリリースされる。
当時は、数曲とダイジェスト映像しか見ることができなかった。でも世界中が度肝を抜かれた。どれほどのミュージシャンが刺激と影響を受けたことか。
俺も当時、輸入レコードショップで、ブルース・スプリングスティーンの今で言う〈Bootleg〉のレコードを何種類も買い、隠し録りの最悪な音源のライヴを聴きまくった。動画なんてほぼ手に入る時代じゃなかった。レコード盤がよれよれで、レコード針がすごい上下していた。
ライヴ・アレンジもさることながら、長いMCで何をしゃべっているのか、英語が堪能な友人の家に持って行って翻訳してもらった。あまりに音が悪くて友人も困っていたっけ。
今では考えられない時代だったな。
クラレンス・クレモンズがいる。ダニー・フェデリシもいる。
29歳のブルースがいる。
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