この歌詞に憶えがある人、いるかな。俺と同世代ならいるかも。
丸い地球の水平線に
何かがきっと待っている
苦しいこともあるだろさ
悲しいこともあるだろさ
だけど僕らはくじけない
泣くのはいやだ笑っちゃおう
進め!
「ひょっこりひょうたん島(歌詞:井上ひさし 山元護久 )」のテーマソングだ。
ふと思い出して改めて思った。とんでもなくポジティブな歌詞だったんだな。子供のための歌はこうでなくちゃいけない。
ドン・ガバチョとトラヒゲのボケとツッコミに笑い転げた。サンデー先生が金髪なのに違和感はなく、ダンディさんのクールさに憧れたものだ。そのキャラはムーミンでいうスナフキン、ぼのぼのでいうスナドリネコさん。
子供の頃、NHKの「みんなの歌」で流れた〈勇気のうた〉の歌詞。
熱い砂漠に風が吹き
砂塵にけむる地平線
飲まず食わずに一週間
もう最後かと思う時
勇気が僕にささやいた
倒れちゃだめだ
がんばれと
突拍子もない設定だとは思ったが、子供のための歌はこうでなくちゃいけない。
作詞は、やなせたかし氏。まさにアンパンマンの世界じゃないか。
話は逸れるが、「ひょっこりひょうたん島」の後番組として始まった「ネコジャラ市の11人」のテーマソングは、やたらアバンギャルドでパンクだった。
手塚治虫の「どろろ」のテーマも、ある意味パンク。
「鉄腕アトム(作詞:谷川俊太郎)」の後に放映されたのは「ジャングル大帝(作曲:冨田勲)」だった。贅沢だなあ。
今の子供たちは、どんな歌から勇気をもらっているんだろう。
コメントフォーム