『428 〜封鎖された渋谷で〜』、そして新作『シブヤスクランブルストーリーズ』の総監督、イシイジロウさんの小説『桜桃探偵舎 太宰治と檀一雄の事件簿』を読了。今日はいい日だ。
戦後間もない頃、若き日の檀一雄と太宰治が、今も未解決とされる「下山事件」の解決に挑む。坂口安吾や中原中也も登場する。
史実や、実際の作家のエピソードなどの引用もあった上での極上のフィンクション、エンタメになっていた。読んでいてワクワクした。作家への愛がなければ書けない。
イシイさんの才能に改めて脱帽。
太宰治の本は若い頃にたくさん読んだが、檀一雄は『火宅の人』くらいだ。
イシイさんがインスピレーションを受けたという、檀一雄著『小説 太宰治』と、太宰治著『桜桃』を購入。
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