安田夏菜の『むこう岸』を読んだ。
裕福な家庭で育ち優秀な中学に進んだが学業で落ちこぼれて四面楚歌の男子と、家庭の不幸が重なり生活保護を受けながらすさんでいく女子が偶然出会い、不器用につながりながらそれぞれの“居場所”を探す。
児童文学にカテゴライズされているが、かなりヘビーな内容で、胸にズシンと落ちた。
2人の視点で交互に語られながら物語は進んでいく。
こんな歌詞の描き方もある。例えばアルバム《DAHLIA》に収録した〈街角のできごと〉がそうだ。
Photo : Takuji
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